本作は転職活動中にたまたま男として採用試験を突破し、大企業に入社した女性・箕輪祐希を主人公にした社会派ラブコメディ。「男で天下取ってやる!」と、性別を偽り男として働くことを決意した祐希の奮闘と恋路を描く。ドラマ「救命病棟24時」「いま、会いにゆきます」の飯野陽子が脚本、「映画 クロサギ」の
TBS入社5年目の若手プロデューサー・中西真央が、男性優位の企業文化や風土が今も色濃く残る現実を「ラブコメディの世界を借りて、明るく切なく、そして痛快に蹴飛ばしたい」という思いでドラマにしたオリジナル企画となる。祐希役の小芝と中西によるコメントは下記に掲載した。
書類を男にしただけで
TBS 2020年10月11日(日)14:00~14:54
小芝風花 コメント
今回のお話をいただいた時に、男性として会社で働くという役柄を聞いて驚きと不安があったのですが、台本がすごく面白くて、女性だったら共感してくださる方も多いのではないかなと思いました。
ちゃんと男性に見えるようにメイクさんや衣装さんはじめたくさんの方のお力を借りて、肩パットを入れてみたり、インヒールを入れたり工夫してみたので、男性に見えていたらうれしいです(笑)。
私が演じる祐希は、もともと芯が強いので、女性として生きているときも男性の時もその部分は変わらないと思うので、そこはしっかり意識していきたいです。
女性には共感していただける部分が多くあると思いますし、男性も見ていただくと「あ、女性ってこんなところを気にしてるんだ」など発見がある作品になっていると思います。男女問わず、それぞれの悩みやお互いうらやましいところがあると思いますし、みんながそれぞれの個性や好きなことを受け入れ合っていけますようにという思いが詰まった作品なので、男女関係なく楽しんで見ていただけたらと思います!
中西真央 コメント
「エントリーシートを男で出していたら私の人生もちょっと違ったかな」
一昨年明らかになった医学部入試での女子や浪人生に対する不正な減点のニュースを見ていて、私自身がふとそんなことを考えたのがこの企画のきっかけでした。
私は幼いころから女性の友人と同じくらい男性の友人も多く、一緒にバカみたいな話をするのが好きなタイプでした。でも、どうにもならない違いがあるのは事実で、たとえふざけて男扱いされようとも、女の私が男のようには生きられない。そのことを実感してきました。また、男子と女子では「モテ」の構造も違うと思っていて、男子は面白さやスター性でモテる人も多いですが、女子はそうとは限らない。こうした日常の中にある些細な違いから許しがたい理不尽な違いまでを、誰かを傷つけたりすることなく、コメディーの力を借りて描けたらと思って生まれたのが今回の企画です。
主演の小芝風花さんは、かわいらしさはもちろん、お芝居からあふれる芯の強さが魅力だと感じており、今回、「男性であろうと女性であろうと、私の仕事の仕方は何ひとつ変わりません!」と言い切れる強い女性(男性?)にぴったりだと感じてオファーさせていただきました。常に明るく元気で、スタッフみんなを笑顔にさせてしまう素敵な存在です。イケメンすぎる男装姿には皆様もきっとキュンとしてしまうと思いますのでご期待ください!
今回は、初のプロデュースとなる私を含め、若いスタッフが非常に多く集まってくださいました。斬新なアイデアやフレッシュな感覚を殺さず積極的に取り入れていくことで、いつもとは何か違うと感じてもらえる作品になればいいなと思っています。「書類を男にしただけで」、どうぞよろしくお願いいたします。
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キルギシア人 @kirghisia
小芝風花が性別偽り男として働く社会派ラブコメ「書類を男にしただけで」10月放送 #SmartNews https://t.co/dneZ81IC9d