「かぞくへ」で知られる
春本は「数年前の実際に起こった衝撃的な出来事から、この映画の着想を得ました」と述べ、「自分の正しさを信じて疑わない人が、反対に、追い詰められた先に見せる姿を捉えたいと思いました」とコメントした。
「由宇子の天秤」は、10月21日から30日にかけて韓国・釜山で行われる第25回釜山国際映画祭でワールドプレミア上映。劇場では2021年に公開予定だ。本作にはプロデューサーとして
春本雄二郎 コメント
数年前の実際に起こった衝撃的な出来事から、この映画の着想を得ました。
メディアが誤った情報を報道し、事件の当事者ではない人たちが、ネット上で自分たちのインスタントな“正義”を無邪気に振りかざし、無実の人間の日常を一瞬にして破壊したのです。驚いたことに、その人たちの中には、攻撃した相手と好意的な交流があった人もいました。
そこで私は、自分の正しさを信じて疑わない人が、反対に、追い詰められた先に見せる姿を捉えたいと思いました。
急速な社会の情報化が、私たちから奪ったものは何なのか。いつから人々は身を守るために「より大胆」に、もしくは「より巧妙」に嘘をつくようになったのか。
一作目の「かぞくへ」企画以前からできていた脚本が、ようやく映画化し、釜山国際映画祭という世界が注目する素晴らしい舞台で初公開できることを嬉しく思います。ご協力いただいた多くの皆様に深く感謝いたします。
この映画が多くの人に届き、私たちの豊かな未来の一助となることを願っています。
川瀬陽太 @YOHTAK
春本雄二郎の新作が釜山国際映画祭でワールドプレミア上映、光石研らの出演も明らかに(コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/dlGw2Jo8Il