蒼井優と高橋一生が黒沢清の銀獅子賞を祝福「これからも監督の映画が楽しみ」

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第77回ヴェネツィア国際映画祭で「スパイの妻」の黒沢清がイタリア現地時間9月12日に銀獅子賞(監督賞)を受賞。このたび黒沢、キャストの蒼井優高橋一生からコメントが届いた。

「スパイの妻」

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黒沢清

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黒沢は「スタッフと俳優の力が最高のかたちで組み合わさった結果だと思っています。映画の可能性は無限なのだと、この歳になって実感しました」と本作に関わった人々に感謝。蒼井は「(審査員長の)ケイト・ブランシェットさんから監督のお名前が呼ばれた瞬間、現場の片隅で、モニターを静かに並んで見つめられていた、監督と奥様の後ろ姿を思い出しました。これからも監督の映画を楽しみにしています」、高橋も「黒沢監督のもと、あの空間、あのスタッフ、キャストと共に作品を作り上げていく時間は、最高の体験でした」と喜びをつづった。

審査員の1人、「未来を乗り換えた男」の監督として知られるクリスティアン・ペッツォルトは「大好きな作品です。オペラ的なリズムと画作りで政治ドラマを描く。このような作品には久しく出会っていませんでした。1930から1940年代の伝統的な世界を現代のスタイルで表現しています」と本作を絶賛した。

「スパイの妻」は10月16日より東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。

黒沢清 コメント

スタッフと俳優の力が最高のかたちで組み合わさった結果だと思っています。
映画の可能性は無限なのだと、この歳になって実感しました。

蒼井優 コメント

黒沢監督、銀獅子賞受賞おめでとうございます。
ケイト・ブランシェットさんから監督のお名前が呼ばれた瞬間、現場の片隅で、モニターを静かに並んで見つめられていた、監督と奥様の後ろ姿を思い出しました。
たくさんの映画仲間から連絡が入り、みんなとても興奮し、感動し、喜んでいます。黒沢監督、本当におめでとうございます。これからも監督の映画を楽しみにしています。

高橋一生 コメント

ヴェネチア国際映画祭監督賞受賞、心からお祝い申し上げます。
この作品が世界で評価されることを嬉しく思います。
黒沢監督のもと、あの空間、あのスタッフ、キャストと共に作品を作り上げていく時間は、最高の体験でした。
これからも素晴らしい作品を楽しみにしております。
おめでとうございます。

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(c)2020 NHK, NEP, Incline, C&I

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