ホセ・ムヒカから近況報告「ピンピンしています」、ドキュメンタリー10月公開

第40代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカを追ったドキュメンタリー「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」の新たな公開日が10月2日に決定した。

2010年に就任し、5年にわたってウルグアイの大統領を務めたムヒカ。収入の大半を寄付して質素な暮らしを続け、いつしか“世界でいちばん貧しい大統領”と呼ばれるようになった。フジテレビの田部井一真が監督した本作では、ムヒカの生き方や言葉に触れながら、彼と日本の知られざる関係を紐解いていく。

新型コロナウイルスの影響により公開延期となっていたが、新たな公開日が決まり、ムヒカは「日本の皆さん！ 世界は地獄のような状況ですが私はピンピンしていますよ。世界の終わりでもなんでもないし、やれることはたくさんある。希望を持ちましょう！」と近況を報告。田部井は「5年ほど前、ムヒカが呟いた一言が心に残っています。『人と人が直接会って話す時間こそ、生きているということなんだよ』。公開が決まるまでの半年間、何気ない日常の風景がどれほど不確かで愛おしいものか実感する日々でした。今こそ1人でも多くの人に観て頂き、皆さんの声を受け取りに行きたいと思っています」とコメントしている。

「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」は東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。安藤サクラがナレーションを担当した。