「冷たい熱帯魚」のベースとなったことでも知られる埼玉愛犬家連続殺人事件は、1993年に埼玉県で愛犬家ら4人が相次ぎ失踪、2年後にペットショップを経営する男女が逮捕された殺人事件。犯人が被害者の遺体を解体・遺棄することを「ボディを透明にする」と呼び、その残忍な手口から日本中を震撼させた事件だ。
このたび深笛義也のノンフィクション「罠 埼玉愛犬家殺人事件は日本犯罪史上最大級の大量殺人だった」と、関係者への取材や資料などをもとに事件をドラマ化。犯人2人の証言の食い違いがあるなど、多くの謎が残るこの事件の全貌を描く。
水野が演じるのは、埼玉県警熊谷中央警察署刑事課の刑事・藤波詩織。彼女が新人刑事として初めて担当したのが、のちに埼玉愛犬家連続殺人事件の犯人として逮捕される関根元の関与が疑われている連続失踪事件だった。しかし、失踪事件の捜査は打ち切り。そして1993年、藤波は再び関根やその元妻・風間博子と向き合うことになる。
企画・演出を担当するのは、ドラマ「クロサギ」「タイヨウのうた」などで知られる武藤淳。「特捜9」シリーズなどを手がける深沢正樹が脚本を担当した。水野によるコメントは下記の通り。
実録ドラマ 3つの取調室~埼玉愛犬家連続殺人事件~
フジテレビ 2020年10月4日(日)20:00~22:09
水野美紀 コメント
実際の連続殺人事件を題材にした作品で刑事を演じて
いろいろなドラマで刑事役をやらせて頂きましたが、今回は半分ドキュメントなので、ストイックに事件を追うリアルな刑事。その大変さと特殊さを改めて肌で感じています。
役作りについて
今回はストーリーテラー的な役割で、私の演じる刑事の目を通して事件を追っていく感じです。“私が何を感じているか”が見て下さる皆様が事件をつかむ手がかりになります。
事件について
長いスパンでの捜査なので、真実がどんどんゆがんでいるような…。とにかく想像を絶する、想像の及ばないおぞましい事件です。
視聴者へのメッセージ
巻き込まれたのがもし自分だったら…と様々な関係人物に自分を重ねてみた時、取り込まれずに正気を保っていられる確信を持てるでしょうか…?
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