第14回大阪アジアン映画祭のコンペティション部門で上映された「過ぎた春」(原題「過春天」)が、「
「青い凧」の
2つのアイデンティティを持つペイを軸に、現代中国に生きる少年少女たちの裏事情を描いた本作。題材となったのは中国と香港の社会で実際に起きている問題だ。背景には、1997年に香港がイギリスから中国に返還され、深センとの経済往来が頻繁になったことで、香港人が深センに愛人を作ることが増えたこと、そして中国の一国二制度により、関税の優遇措置が講じられ、スマートフォンや化粧品、ベビー用品などが割安な香港の商品を、大陸で売りさばき儲ける密輸グループが誕生したことがある。現在YouTubeでは予告編が公開中だ。
なおバイ・シュエは、第14回大阪アジアン映画祭で、来るべき才能賞を受賞している。
※深センのセンは土へんに川が正式表記
緑茶の衣川正和🌱kinugawa @PTwikkie
『過ぎた春』
中国と香港を越境通学する少女を軸に社会問題描く、OAFF来るべき才能賞受賞作公開(動画あり) https://t.co/tt8VJXrkRZ