実写映画「
本作は、永瀬廉(King & Prince)演じる主人公・小野田坂道が、総北高校の自転車競技部に入部して仲間のために限界や壁を越えようと努力する姿を描いた青春ドラマ。坂東は関西出身の“浪速のスピードマン”こと鳴子章吉、柳は“ピークスパイダー”という異名を持つ巻島裕介に扮した。
同展には、原作マンガのカラーおよびモノクロ原画や実写映画の衣装、ロードレーサー、ゼッケンなどの小道具が展示されている。展示スペースに足を踏み入れた坂東は「すごい!」と驚きの声を上げ、柳と「カラーで見るのは初めて」「原作ファンにはたまらないだろうね」と言い合いながら原画を眺める。自身が演じたキャラクターの原作イラストを目にした際には、うれしそうに同じポーズを取ってみせた。
原画が飾られたコーナーを先に進むと、映画関連のスペースへ。オフショットが並ぶ一角で、2人は写真を1つひとつ指さしながら「撮影当時のことを思い出すよね」と思い出話に華を咲かせる。ガラスケースに収められたゼッケンには「博物館みたい!」とはしゃぎ、鳴子のロードレーサーの前では坂東による特徴の説明を柳が興味深そうに聴いていた。
思い出深い写真として、柳は総北メンバーが制服姿で集結したカットを挙げて「総北全員が初めてそろった日」としみじみ。それを受けて坂東は「あれが唯一自転車に乗らずに、みんなで芝居をしたシーンだったよね」と続け、「夕陽の前で坂道くんと自撮りをしている写真が好き」と思い入れのある1枚を選ぶ。中学生の頃に一眼レフカメラを購入して以来写真撮影が趣味な坂東は、本作の現場でさまざまなオフショットを撮影し、その一部が同展にも飾られている。なお、坂東は自身が写らないことを寂しく思い柳にカメラを渡したこともあったそうだが、当の柳は坂東ではなくスタッフばかり撮影していたという。
坂東は「堂々と『こっち向いてー!』と言って撮ります」と撮影時のスタンスを明かす。そして彼は夕陽のきれいな日に捉えた橋本環奈の写真に触れて「以前隠し撮りをしたら怒られて(笑)。正式にお願いして撮らせてもらいました」「山の上で撮った写真は全部好きですね」と懐かしんだ。
終始和気あいあいとしていた2人。互いの好きなところについて聞かれると、「うわー!」「めちゃくちゃ恥ずかしい」と照れつつも、柳は「会っていきなりタメ語で『やっと会えたね』と言われて面白いなあと思った」とつぶやく。初めて自転車の練習をした帰りに、柳は坂東に頼まれて家まで送ったと言い、坂東は「最近はよく家に泊まりに行ってます」と映画公開後も親交を深めていることを伝えた。そんな坂東の魅力を柳は「誰にでも気持ちを素直に伝えるところは素晴らしいと思う」と述べ、坂東は「僕がグイグイいっても包み込んでくれる優しいところが好き。僕らは相思相愛です」と笑顔を見せた。
本作の出演が俳優人生に与えた影響を聞くと、柳は「もう高校生役はないかなと思っていたんです。さわやかな部活もので、ストレートに熱い作品が自分に来るとは思っていなかった。学生時代の熱い気持ちを思い出させてもらえました」と思い入れたっぷりにコメントする。原作のファンでアニメもすべて観ていた彼が「人気があるキャラクターだし、勝負だなと思った」と出演が決まったときの心境を振り返ると、坂東は「キャストを教えてもらう前から、巻島はヤナパイ(柳の愛称)以外誰も思い付かなかった!」と声をかけた。一方の坂東は「この作品に出られるだけでも僕にとっては大きな変化ですし、人気なキャラクターを演じられるのは大チャレンジでした」と率直な気持ちを口にしたあと、「今までとは違う自分を見付けられて役者としてもステップアップできた作品。『弱虫ペダル』に出会う前とは見えている世界がかなり違うので、すごく感謝しています」と語った。
展示会の訪問を終えた2人は、Instagramでライブ配信を行った。主演を務めた永瀬との初対面時を、柳は「髪を切る前だったから坂道のときの廉とは全然違って。ジャニーズの方だ!って思った」と、柳は「すごく気さくでした。頭の回転が早くて会話がうまい」と回想する。さらに視聴者からのリクエストに応えてKing & Princeが歌う主題歌「Key of Heart」の振り付けを坂東が披露する一幕もあった。
「弱虫ペダル」は全国の劇場で上映中。
※柳俊太郎の柳は木へんに夘が正式表記
弱虫ペダル ART&MOVIE EXHIBITION
開催中~2020年8月31日(月)東京都 渋谷PARCO GALLERY X
開館時間 11:00~21:00
入場料:無料
坂東龍汰の映画作品
リンク
spring @veggie2929
“相思相愛”の坂東龍汰と柳俊太郎が「 弱虫ペダル」展に大喜び、「博物館みたい!」(写真33枚) https://t.co/M6JNTpduiH