徹底した個人主義、愛情注ぐ指揮者…「エマ、愛の罠」監督と主演女優がヒロイン像語る

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チリ映画「エマ、愛の罠」より監督のパブロ・ラライン、主演を務めたマリアーナ・ディ・ジローラモのコメントが到着した。

「エマ、愛の罠」

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「エマ、愛の罠」

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ある事件をきっかけに心のよりどころを失った若く美しいダンサーのエマを主人公とする本作。夫・ガストンとの結婚生活が破綻したエマは、中年の女性弁護士ラケルや、その夫の消防士を虜にするなど奔放に振る舞うが、その裏にはある衝撃的な秘密が隠されていた。ディ・ジローラモがエマ、「天国の口、終りの楽園。」のガエル・ガルシア・ベルナルがガストンを演じる。

左からパブロ・ラライン、マリアーナ・ディ・ジローラモ。 (c)Fabula, Santiago de Chile, 2019

左からパブロ・ラライン、マリアーナ・ディ・ジローラモ。 (c)Fabula, Santiago de Chile, 2019[拡大]

会って10分後にララインから主演のオファーをされたという新人のディ・ジローラモ。彼女は「エマは、自分で考え、自分の意思で計画し実行していく。強いて言うなら、愛情を注ぐ、いわばオーケストラの指揮者みたいな女性だと思う」と分析する。

「エマ、愛の罠」

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ララインは「エマはパラダイム。彼女はさまざまなキャラクター……娘、母、姉、妻、恋人、そしてリーダーを体現していて、とてもパワフルでハッとするような美しい女性らしさを備えています。徹底した個人主義で、自分が何を望んでいるかを明確に知り、周りの人々を巻き込んで自分の運命を変えることができます。母親になりたい、家族を持ちたいと思っていて、おそらくエマをもっとも強く突き動かしているものは愛なのです」と解説。そして「実際にエマの思考を理解できないままたどっていくことになるが、最後には点と点が結び付くのです。そうすると、それがなんなのか、何を見たのか、何をしていたのかがわかると、この映画をより理解してもらえると思います」と語った。

「エマ、愛の罠」は10月2日より東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。

※「エマ、愛の罠」はR15+指定作品

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(c)Fabula, Santiago de Chile, 2019

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