本作は、岩井の小説「ラストレター」をもとにしたラブストーリー。姉チィナンの死を知らせるため、彼女宛の招待状で同窓会に参加するチィファ役で
全編中国で行われた撮影について岩井は「ロケ地の大連は母の生まれた場所だったので、僕にとってある意味、故郷です。そういう地で撮影できたのは忘れがたい想い出です」と述べた。なお映画「ラストレター」は岩井の出身地である宮城県で撮影されている。
中山は「映像、音楽、俳優、全ての細胞が観ているこちらに染み入ってくる」とコメント。Charaは「やっぱり、恋ほど素晴らしいものはないのかな」、豊川は「他人の物語が自分のモノにすりかわる醍醐味、気がつくと映画の中に僕がいる」とつづった。神木は「岩井監督の繊細な表現、音、景色は、どこか懐かしい気持ちになり、いつもいつも、心が洗われます」と述べている。
中山美穂(女優)コメント
映像、音楽、俳優、
全ての細胞が観ているこちらに染み入ってくる。
岩井さんの世界は、見ず知らずの他人同士であっても
何故か濃密なものにしてしまう。
静かに淡く美しく。素晴らしかったです。
Chara(アーティスト)コメント
やっぱり、恋ほど素晴らしいものはないのかな
豊川悦司(俳優)コメント
他人の物語が自分のモノにすりかわる醍醐味、気がつくと映画の中に僕がいる。
Last Letterとは似て非なる、岩井作品の傑作。切なさと懐かしさに滅多打ちにされた。
向井理(俳優)コメント
映像美と音楽の調和が素晴らしい作品。
一つの嘘がキッカケとなり物語は動き出しますが、誰しもが経験のある青春時代の淡い想い出。
そしてその嘘が、岩井監督らしい愛に溢れた物語です。
梶裕貴(声優)コメント
“人を想う”ということに、国や文化の違いは関係ない。
今回も切ないロマンスに心打たれました。
岩井俊二原作、そして岩井俊二監督だからこそ生まれた、新たな「ラストレター」。
大好きな作品が、またひとつ増えました。
神木隆之介(俳優)コメント
岩井監督の繊細な表現、音、景色は、
どこか懐かしい気持ちになり、いつもいつも、心が洗われます。
岩井監督の作品は、国境なんか関係ないんだなと改めて感じました。
本当に素敵な作品です。
紀里谷和明 コメント
一人の監督が同じ脚本を中国と日本で撮影し、違う映画にしてしまうというエポックメイキング。世界の映画界に新しい可能性を提示しただけでなく、様々な国同士の相互理解を深めるという映画本来の役割を真摯に追求した岩井俊二作品だと思う。
Cocco(シンガーソングライター)コメント
物語の登場人物一人一人を丁寧に愛することは、
難しいはずのこの世界で、岩井俊二はいつも、
その一人一人である私達がちゃんと愛されていることを、示してくれている。
玉城ティナ(女優)コメント
遠い恋や、叶わなかった想いは、ふとした時に、昨日の事よりも鮮明に思い出せる。
今隣にいる人よりも、脳裏に深く刻み込まれている瞬間を。
記憶は意地悪で、正直なものですね。
それでも後悔し続ける事に、少しでも意味があるといいけれど。
山内マリコ(作家)コメント
いつか恋した岩井俊二映画の面影があちらこちらに見え隠れして、
なつかしいような、くすぐったいような気持ちになりました。
回想シーンの素朴な街並みと、
ビルに囲まれた現代の中国のコントラスト!
「スワロウテイル」の混沌としたアジアは、かくも遠くになりにけり。
伊藤歩(女優)コメント
切ない恋、すれ違う想い、現在と過去を行き来して紡がれる物語に心揺さぶられました。
家に帰って思い出の手紙を読みかえしたくなる映画です。
行定勲(映画監督)コメント
かねてから好きだった周迅や秦昊の仕草や口調や佇まいまでもが
岩井映画の世界に違和感なく染まっていたことに素直に感動した。
何よりも国境を越えても揺るがない独自の世界観と
そこにある光の捉え方で作家性を実証させていることが素晴らしい。
堤幸彦(映画監督)コメント
画面の隅々まで散りばめられた岩井監督の「美」は視覚聴覚に愛おしく切なく迫る。
自然と溢れ出る涙は、閉塞する私たちの時代にはあまりにも温かい。
中森明夫(コラムニスト)コメント
岩井マジックは国境を超える!
まるで魔法を見るかのよう。みごとに変奏されたもう一つの「ラストレター」。
一つの物語を、一人の監督が、二つの国で完璧な映画に撮る。
岩井俊二は映画の歴史で初めての偉業を達成した!!
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じろさん(じろともトン) @jirotomoton
映画の中に僕がいる、豊川悦司ら14名が岩井俊二「チィファの手紙」にコメント - 映画ナタリー
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