2012年にこの世を去った女優・
森と関わりの深かった人物の証言で「放浪記」2000回へのこだわりと、知られざる森の晩年を明らかにする同番組。証言ドキュメントには、長年親交のあった
また
8月30日には「放浪記 奇跡の2000回」もオンエア。2009年5月9日に上演された2000回公演を3時間にわたって完全放送する。
森光子生誕100年 ~放浪記 永遠のメッセージ~
NHK BSプレミアム 2020年8月28日(金)22:00~23:00
放浪記 奇跡の2000回
NHK BSプレミアム 2020年8月29日(土)24:15~
岡本健一 コメント
オファーを受けたときの心境
7月の半ばに、ありがたいことに菊田一夫演劇賞を頂いたのですが、その後すぐに今回のお話を頂きました。菊田一夫演劇賞を頂いた時、一番最初に頭に浮かんだのは森光子さんの事でした。森さんとは30年以上前からずっと過ごさせていただいたのですが、よく菊田先生の言葉や「菊田先生がいるから今の自分がいる」というお話を伺っていました。受賞を森さんに報告したいと思った矢先に今回のお話だったので、非常に心が震えたというか、ありがたいと思っています。
森光子への思い
森さんはテレビなどあらゆるジャンルでご活躍なさっていましたけれど、自分としては舞台の森さんの姿を本当に尊敬していましたので、それを今回このような形でもう1回見られる、森さんを特集していただけるというのは、今を生きる私たちにとっても力になると思うし、素晴らしい企画だなと思います。自分より下の世代には、森光子さんの舞台をリアルタイムで体験した人がどんどん少なくなってくる。そういう人たちに、自分が尊敬し影響を受けた森さんのお芝居や、ずっとライフワークにしていた「放浪記」、80歳を過ぎてもずっと新作に取り組んでいたことなどを、伝えていかなければいけないと思っています。
上白石萌音 コメント
収録の数日前に台本をいただいてから、ずっと脳内が「放浪記」一色でした。どういうふうに撮影するかイメージできずにいたのですが、想像以上に臨場感があって驚きました。池田昌子さん(森の付き人を長らく務め、「放浪記」に出演していた女優。上白石の収録で森のアンダースタディを務めた)が入ってくださったのももちろんですし、森さんの生の声が、録音ではあれどこの場に響き、時を超えてお会いできたような気持ちになりました。実際の小道具や衣裳を使って芝居をさせていただけたこともあり、夢のようでした。沢山勉強させていただいて光栄に思います。
森さんはレジェンドといいますか、目指すべき女優像と思っていましたので、間接的にでもお芝居のやりとりが出来たのは、本当にこんなことってあるんだな、という気持ちです。
みやこわすれ @kenzakikuniko
森光子と上白石萌音が「放浪記」でバーチャル共演、生誕100年特番がオンエア(コメントあり) https://t.co/joqjhYfs5E