映画24区が「地域」「食」「高校生」をキーワードに全国の自治体と組む映画製作プロジェクト「ぼくらのレシピ図鑑」。全国の自治体を対象に、第3弾以降の参加募集を9月1日に開始する。
2018年にスタートした「ぼくらのレシピ図鑑」シリーズでは、地元の食材や風景が登場する青春映画がオリジナル脚本をもとに制作されてきた。第1弾は兵庫県加古川市を舞台にした、
また並行して、プロジェクトに参加したいプロデューサーや脚本家を育成するためのオンライン講座が9月より開催。本シリーズのプロデューサー・三谷一夫や、第1弾の監督を務めた安田が講師を務める。そのほか本映画に参加した自治体やフィルムコミッション関係者がゲストとして参加予定。ただいま「『ぼくらのレシピ図鑑』シリーズで学ぶ講座」として、「地域プロデューサー術オンラインクラス」「地域脚本術オンラインクラス」への申し込みを受け付けている。詳しい参加方法は「映画24区トレーニング」公式サイトで確認を。
三谷は「第3弾以降はこれまで参加いただいた自治体のノウハウが蓄積されているので非常にいい状態からスタートできるかと思います。チャレンジングな自治体の参加をお待ちしています」と呼びかけている。
三谷一夫(映画24区・「ぼくらのレシピ図鑑」シリーズプロデューサー)コメント
ウィズコロナ時代となり、映画業界では、映画製作における投資分を回収すること自体が困難な状況になりつつあります。一方、自治体やフィルムコミッションは映画のロケ誘致による地域活性化を目論んでいますが、一過性の盛り上がりに終始してしまい、継続した施策に繋がっていないケースが多いです。
そのような中、本シリーズに第2弾として名乗りをあげていただいた福岡県田川市は、自治体及びフィルムコミッションが、従来のロケ誘致事業の枠を超えて、企画からチャレンジした新しい映画づくりの形です。今後はこのようなビジネスありきではなく、自治体と映画会社が共に企画を立ち上げ、市民主導で丁寧に作り上げる「持続可能なまちと映画づくり」が注目されてくるでしょう。第3弾以降はこれまで参加いただいた自治体のノウハウが蓄積されているので非常にいい状態からスタートできるかと思います。チャレンジングな自治体の参加をお待ちしています。
また、同じく映画「夏、至るころ」では福岡県出身の女優・池田エライザさんに監督として参加いただきましたが、今後は海外作品のように、俳優が脚本家やプロデューサーとして映画作りに挑戦したり、地域貢献に積極的に参加したりする、これまた「新しい映画づくりの形」が増えてくることを期待しています。俳優ならではの感性を生かした豊かなものづくりができるはずです。
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映画「ぼくらのレシピ図鑑」シリーズ第3弾に向けて自治体の募集が9/1より始まります!プロデューサーや脚本家のオンライン講座も募集中!(代表三谷のコメントあり)https://t.co/OlECwOTbSM