本作はバカリズムによるオリジナル脚本を、「住住」「架空OL日記」でもタッグを組んだ
父親を自殺で失った窪田一馬を井浦、一馬の従弟・吾妻満をバカリズムが演じる。バカリズムは本作の特徴を「普通のサスペンスドラマでは省略されるような部分を、細かく描いたら意外と面白いんじゃないかと思って書いてみました」とコメント。井浦も「基本ベースにシリアスさがありながら、二人がどんどんズレていって、どこまでも転がっていきます。満を演じるバカリズムさんのぶれない独特なテンポを一馬として、どう受け止めてキャッチボールしていくかを楽しみながら演じています」と語っている。
全7話の「殺意の道程」はWOWOWプライムで毎週月曜深夜24時よりオンエア。第1話は無料放送となる。「愚行録」「見えない目撃者」の大間々昂が音楽を担当した。
バカリズム コメント
サスペンスコメディの脚本を手がけた理由
普通のサスペンスドラマでは省略されるような部分を、細かく描いたら意外と面白いんじゃないかと思って書いてみました。
井浦新との初共演について
企画書の段階で一馬役は井浦さんにやっていただきたいと思っていて、正式に決定する前から勝手に当て書きで脚本を書いていたので、引き受けていただいてほっとしています。井浦さんとは年齢も近いので、空き時間に漫画やテレビの話をしたり、とても楽しく撮影しています。
視聴者へのメッセージ
一応、サスペンスコメディとは言っていますが、多分あまり見たことがないタイプの変なドラマになっていると思います。面白いので、必ず最終話まで観てください。
井浦新 コメント
脚本を読んだ感想
タイトルの「殺意の道程」から重々しい印象を受けて、1ページ1ページ息をのみながら読み進めていくと、次第にこの会話劇はどこに向かっていくのだろうと。最後までひたすら楽しんで読ませていただきました。
バカリズムとの初共演について
一馬と満は親戚で仲が良いけれど、ほどよい距離があります。読み合わせでも二人の呼吸やリズムを確かめられましたが、その感覚を今回の芝居場でより感じました。テストで二人の芝居を見た住田監督から「もっとシリアスにやってみましょう」という演出をしていただいて以降、お互いのピースがはまったような気がしています。基本ベースにシリアスさがありながら、二人がどんどんズレていって、どこまでも転がっていきます。満を演じるバカリズムさんのぶれない独特なテンポを一馬として、どう受け止めてキャッチボールしていくかを楽しみながら演じています。
視聴者へのメッセージ
シリアスな復讐劇が根底にあって、そこにあるメッセージ性をバカリズムさんの世界観やユーモアで包み込んでいます。観てくださる方たちには、どこに向かっていくのか分からないバカバカしさが面白さとなって伝われば良いなと思っています。生きる喜びや目的をどこかに置き忘れてしまった男たちが、復讐を通して知らず知らずのうちに少しずつ「人生のきらめき」を取り戻していく物語でもあります。最後まで観終わった後に、登場人物から「小さな喜びや希望」を感じ取っていただける作品になれたならと思います。
※記事初出時、人名に一部誤りがありました。お詫びして訂正します。
バカリズムの映画作品
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映画ナタリー @eiga_natalie
バカリズムと井浦新がドラマ「殺意の道程」W主演、人殺し計画を細かく描く復讐劇(コメントあり)
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