「
人気子役のオーティスが愛情表現の苦手な父に振り回されながらも、周囲の人たちとの出会いによって成長していくさまを描く本作。12歳のオーティスをノア・ジュプ、10年後のオーティスをルーカス・ヘッジズが演じ、
石橋は「早く大人になりすぎた少年と、子供の精神のまま父親になってしまった男。シャイア・ラブーフ演じる父親の澄んだ目が、最終的に息子が得る父への赦しを物語っていた」と述べ、伊藤は「子供が大人を演じるのはそう容易いことではない。苦しみの中にも愛があることに、あったことに気付けた時ようやく救われる。特殊に見えて実は普遍的な親子をどちらも抱きしめたくなった」とコメント。玉城は「皆、ぽん、と地球に生まれてきたわけではない。愛憎の繋がりの中で、今日も誰かの子供として生きている」と、尾崎は「正しさに押し潰されて、無かったことにされてしまう人がちゃんと描かれていた」とつづっている。
ラブーフが脚本、
石橋静河 コメント
早く大人になりすぎた少年と、子供の精神のまま父親になってしまった男。シャイア・ラブーフ演じる父親の澄んだ目が、最終的に息子が得る父への赦しを物語っていた。
伊藤沙莉 コメント
常に顔色を伺って大人と接する中で何が嫌がられるか何を求められているかわかりたくないことまでわかってしまう。子供が大人を演じるのはそう容易いことではない。
苦しみの中にも愛があることに、あったことに気付けた時ようやく救われる。
特殊に見えて実は普遍的な親子をどちらも抱きしめたくなった。
玉城ティナ コメント
あなたさ、と指摘された事は、私が、親に対して感じていた1番苦手な所だった。
何も返せなかった。いつのまにか染み込んでいたのだ。誰だって、受け入れなければいけない物がある。
皆、ぽん、と地球に生まれてきたわけではない。愛憎の繋がりの中で、今日も誰かの子供として生きている。
西田尚美 コメント
どれだけ傷つけられようとも、そばにいて欲しくて。ラストのノア・ジュプの表情がずっと脳裏に焼きついている。
尾崎世界観(クリープハイプ)コメント
正しさに押し潰されて、無かったことにされてしまう人がちゃんと描かれていた。間違いを許せないこんな時代だからこそ、深く刺さった。
奥山大史 コメント
とにかくノア・ジュプくんの持つ空気感に引き込まれました。「ワンダー 君は太陽」のオギーの親友。
そう聞いて思い出せる方は必見です。彼の存在によって、ごくパーソナルな父と息子の物語が映画へと昇華されていました。
枝優花 コメント
幼い頃に損なった愛の時間は 大人になるにつれ寂しく冷たい穴となる それは誰しもが持っている傷だ
けれど人はその穴を誤魔化そうと見て見ぬふりをしながら執着し、そして再び傷つく この映画は損なった時間とその穴が互いに溶けていく行方を映している そして、私たちに寂しさと愛に向き合ったその先を魅せてくれる
塩塚モエカ(羊文学 / ミュージシャン)コメント
すれ違う2人と それを支える人々への ヒリヒリした愛おしさが 心に焼きついてはなれません。
栗原類 コメント
自分の苦い経験を映画に出来るラブーフの決意は純粋にすごいと思いました。グサッとくるけど、薄暗いトンネルの先にある光は暖かいです。
山崎まどか(コラムニスト)コメント
自分のストーリーを物語ることでしか、癒されない傷がある。父親を愛したい、彼から愛されたいともがくシャイア・ラブーフの切ない想いが生んだストーリーは、きっと誰かの痛みを和らげるはず。
SYO(映画ライター)コメント
蜂蜜色の空に溶けた、愛の憧憬。こんな親子になりたいとは思わない。なのに、どうしようもなく涙が流れる。
門間雄介(編集者 / ライター)コメント
観る人を物語に深く引き込み、また観る人の心に深く突き刺さる演技、脚本、演出。幕切れは震えるほど美しい。
DIZ(映画ライター)コメント
これほど純粋で勇気がある父への愛を描いた作品はない。映画を超えたとても強力なシネマティックセラピー。
小見山峻(写真家)コメント
シャイア自身が脚本した「リアリティ」が、美しい「ストーリー」となり自分と対峙する勇気を与えてくれた。
ロバート・ダウニー・Jr. コメント
ほぼ完璧。ここ数年見た中で最高かつ最も勇敢な映画。
ジョナ・ヒル コメント
私にとっても偉大な俳優で、今や大好きな作家のシャイアというひとりの男の人生、心情、痛みを突き付けられた傑作!
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