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熊本在住の高校生・清田マサオたちが、SNSをきっかけに廃部寸前のハンドボール部を復活させるさまを描く本作。熊本地震によりハンドボールをやめ、無気力だったマサオたちが何気なくSNSに投稿したジャンプシュートの画像が反響を呼んだことで物語は展開していく。
本殿で祈祷を受けてから取材に応じた加藤と松居。昨年春の撮影時、役と同じく自身も高校生だった加藤は「高校生をリアルタイムで演じるのもこれが最後だったので、大切な作品になりました」と話す。また「まるで合宿に来ているかのような、高校生活の延長線上にあるような撮影でした。キャストやスタッフ、熊本の皆さんとみんなで作り上げた温かさも感じられる作品です」とアピールした。
久々の主演作として今作に挑んだ加藤。松井が「清史郎は責任を感じていて、リハーサルのときも演技が固かったんです。なので『同世代の俳優や熊本の皆さんとやるんだから楽しもう』とLINEで伝えました」と振り返ると、加藤は「監督は『殻を破って楽しむことが大事だと思うから』と、がちがちだった僕をほぐしてくださったんです」と感謝の思いをにじませた。
現場は監督とキャストがとみに試行錯誤しながら進められていったと話した加藤。「監督が思い描いてるものはあるんですが、ハンドボール部員たちによってできたものでも『いいね』と口に出して言ってくれた」と当時の雰囲気を回想し、「部員の空気を土台に、そこへスパイスを与えてくれる素敵な監督でした」と述べた。
最後の挨拶で加藤は「どうにもならないものをどうにかしよう、というのがこの作品の大きなテーマの1つ。どうにもならないことは必ずあるけど、そういうときだからこそ楽しめるものを見つけて素直に楽しむことの素晴らしさを感じられる作品です」とコメント。松井は「熊本、九州のことを今思っていて。元気を与えたくて当時撮影に行ったんですが、逆に元気をもらいました。今も大丈夫だと信じています」と豪雨による被害に遭った九州地方の人々を気遣う。また「ハンドボールを知らずに作品に取りかかったんですが、面白くて大好きなスポーツになりました。ハンドボールに興味がある人も映画館に飛び込んでもらえたら」と話し、イベントの幕を閉じた。
「#ハンド全力」は、本日7月31日より東京のシネ・リーブル池袋、イオンシネマほか全国でロードショー。醍醐虎汰朗、蒔田彩珠、芋生悠、佐藤緋美、坂東龍汰、鈴木福、甲斐翔真もキャストに名を連ねた。
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