入江悠「シュシュシュの娘」のクラウドファンディング開始、撮影合図出せるリターンも

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「SRサイタマノラッパー」「AI崩壊」で知られる入江悠の新作自主映画「シュシュシュの娘(こ)」のクラウドファンディングが、本日7月28日よりスタートした。

「シュシュシュの娘」ビジュアル

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地方都市を舞台にした本作では、25才の女性・鴉丸未宇の物語がつむがれる。ある日、自宅を訪ねてきた恩人から、市政にはびこる闇によって苦しんでいることを聞かされた未宇。恩人は翌日に自死してしまう。その後、寝たきりの祖父・吾郎に呼び出された未宇は、ある衝撃の事実を知ることに。劇中では不正と闇が跋扈する街で、未宇が新たな挑戦に立ち上がる姿が描かれる。また文書改ざん、政治的不透明さ、排外主義、パワーハラスメントといったテーマへの言及も。

本作の準備・撮影・仕上げ作業に掛かる資金を募る今回のクラウドファンディング。リターンにはクランクアップに立ち会えるコース、入江と約1時間対談ができるコースのほか、監督・キャスト・スタッフに食事を1回ご馳走できる「メシ奢ってやるよ券」や撮影のスタート合図を出せる「よーいアクション券」も用意された。

クラウドファンディングサイト内のビジュアル。

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クラウドファンディングサイト内のビジュアル。

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なお本作の全キャストは、応募数2500名を超えたオーディションによって選ばれる。またボランティアスタッフも募集され、多くの学生が制作に参加することとなった。入江は本作における3つの夢として、「コロナ禍で苦境にある全国のミニシアターで本作を公開すること」「コロナ禍で仕事を失ったスタッフ・俳優と、商業映画では製作できない映画を作ること」「未来を担う若い学生たちと新たな日本映画を完成させること」を挙げている。入江のコメントは下部に掲載した。

入江悠 コメント

入江悠

入江悠[拡大]

映画製作で初めて、ゼロからクラウドファンディングを使わせていただき自主映画を作ります。
新型コロナウイルスで仕事がなくなった悔しさをバネに──
自粛休業や座席制限でいまだ苦境にあるミニシアターへ届けるため──
皆様からいただいた支援やお気持ちを追い風に──
どこまでも飛んでいけるよう、誠心誠意、制作していきます。
撮影は、2020年秋を予定しています。
2500名超の中からオーディションで選ばれた俳優、これからの未来を担う若い学生のスタッフ。
熱い想いで参加してくれた彼女ら・彼ら、支援してくださる皆様と一緒に、
映画「シュシュシュの娘」の完成の日を迎えられることを願っています。
2021年、本作の公開の日、日本のどこかのミニシアターで笑顔でお会いしましょう。

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