今村夏子の同名小説を「日日是好日」「MOTHER マザー」の
永瀬と原田が演じたのは、ちひろの両親。幼少期に病弱だったちひろを救った“水”とそれを販売する宗教団体を深く信じ、日に日に貧乏になっていく夫婦という役どころだ。
永瀬は「人は何か一つの出来事に対して、信じてしまえば次第にそれが真実になっていく。そういう風に最後まで流れていくといいなと思いました」とコメント。「紙屋悦子の青春」以来14年ぶりに共演した原田を「あまりの変わってなさにびっくりしました。“信じるものがばっちり一致している夫婦”の役でしたが、知世さんの演技を見て、感情がパッと浮かび上がるような感覚があり、だいぶリードしてもらった気がします」と称賛した。
また、現在の芦田と同じ16歳で「時をかける少女」にてスクリーンデビューした原田は「今まで演じたことのない新しい役でした。ほかの人から見るとちょっと奇妙に見えたりする部分もあるのですが、子供を深く愛していて、夫婦が同じ方向を見て共に手を取って歩んでいる。すごく幸せそうで温もりを感じました」と述懐。劇中で永瀬とともに全身緑色のジャージを着たことについては「一人より二人で着ている方が楽しかった」と振り返った。
YouTubeでは芦田、永瀬、原田が登場する特報も公開。芦田は「永瀬正敏さんと原田知世さんの演じる両親の姿から、ちひろが大事に育てられてきたことを感じました。お二人とも本当の両親みたいにあたたかく接してくださり、待ち時間にもたくさんお話ができてとても嬉しかったです」と語っている。
「星の子」は10月に全国公開。
永瀬正敏 コメント
信じる事の“純粋さ”と、ある意味“狂気”を家族と言うかけがえのないものの中でどう表現していくのか?
大森立嗣監督の真っ向からのチャレンジを芦田愛菜さん、原田知世さん方と共に、旅出来た事はとても光栄でした。
そこに存在しているだけで愛しさが湧いてくる芦田さん、物語の中の同じ時を過ごして来たその想いを、自然に醸し出してリードして頂いた原田さん、そして再び大森監督の現場に立たせていただいた事、、、
この作品に関わった全ての皆さんに感謝しています。
“何かを心から信じる”事への“あるひとつの家族”の愛と葛藤の物語を、是非劇場でご覧いただければと思います。
原田知世 コメント
「未熟児だって、、、ただただ健康に」
映画の冒頭で、日記に書き綴られた母の祈り。
そんな母の切実な思いを胸に演じました。
赤ちゃんのちひろ、小学生のちひろ、そして、中学生になったちひろ。成長していく娘との一つ一つのシーンを演じていく中で、愛おしさが溢れ、同じ思いで娘を見つめる父、永瀬正敏さんの穏やかな温もりに支えられながら、ラストシーンを迎えることが出来ました。
この作品に参加できたことをとてもしあわせに思います。
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永瀬正敏と原田知世が怪しい宗教信じる夫婦に、芦田愛菜の主演作「星の子」特報 https://t.co/zEBefTWyW7
原作:今村夏子/朝日文庫