ドラマ「半沢直樹」の制作発表会見が本日7月12日に東京・丸ビルホールから生配信され、キャストの
池井戸潤の小説をもとにした本作は、2013年に放送されたドラマの続編。東京セントラル証券への出向を命じられたバンカー・半沢が、次々に発生するトラブルに巻き込まれるさまが描かれる。
無観客の会場から配信されたこの日のイベント。キャストたちはアクリル板の置かれたステージに登壇した。配信を視聴する女性200人の姿がステージ後方のモニターに映し出されると、堺は「きれいな花が咲いたみたいですね。ありがとうございます!」と呼びかけ、及川は「みんな元気?」と投げキッスをしてアピールする。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で放送が延期となり、いよいよ7月19日よりオンエアされる本作。堺は「途中で撮影の中断がありましたから、感慨もひとしおです。みんなで作っているものなので、生き物としてようやく動き出した感じがします。ほっとしました」と胸中を吐露する。キャストたちを見回した香川が「『半沢直樹』に関しては全部(キャストを)集めすぎると濃すぎる!」とコメントすると、堺も「濃かったですねー」とうなずき、「濃かったといえば、今日楽屋で歌舞伎の皆さんのチームがおしゃべりされていて、どこの地方巡業なんだ!というくらいのにぎやかさでした(笑)」と香川や片岡、尾上、市川らの裏話を披露した。
「現場の熱がすごいんです、圧倒されますよ」と重々しく言った北大路。「セリフがたくさんあるんですが誰もとちらない。頭が下がりました」と称賛した北大路に、尾上も「堺さんがまったく噛まないのでプレッシャーはありましたが、現場のいいムードと緊張感が混在しているような感覚でした」と続ける。今作から参加した市川が「チームで固まっているところに入るのは不安だったんですが、現場では香川さんが保護者のように付き添ってくれました」と明かすと、香川は地方公演のために欠席した市川の代役で本読みに参加したことを告白。堺は「香川さん対猿之助さんのシーンが出てきて、1人2役でやっているので何がなんだかわからなくなりました(笑)」と振り返った。
上戸は「前作では私もまだ27歳くらいで、まだちょっとキャピキャピしている花ちゃんだったんです。監督には『そのままでいてほしい。銀行員の妻に見えないほうがいい』って言われて、この作品に出ようと思いました」と述懐。今作では半沢との家庭のシーンで、アドリブを交えながら撮影していると語った上戸に、堺は「アドリブは家でしか言えませんから。あと、ほかの人とは距離が近いのに妻とだけ距離が遠いんですよ!」と残念そうに話して笑いを誘った。
最後に堺は「安全に気を付けながらしっかりと撮影はしておりますが、ぶつかる力を狭めるという選択肢は我々にはございません。続編が決まって『がんばってね』という声をいただきますが、この時代になってがんばれるということがすごく幸せなんだなと思います。その幸せを噛みしめながら残りの撮影もがんばります」とコメントした。なおYouTubeでは、会見のアーカイブ動画が公開されている。
日曜劇場「半沢直樹」は毎週日曜の21時からTBS系で放送。
日曜劇場「半沢直樹」
TBS系 2020年7月19日(日)スタート 毎週日曜 21:00~21:54
※初回は25分拡大
※動画は現在非公開です。
関連記事
堺雅人の映画作品
関連商品
ティグレ @Masked_Tigre
【イベントレポート】「半沢直樹」配信会見にキャスト集合、堺雅人と香川照之が「濃かったですね」 https://t.co/SIatYR8krB