絶望の青春…ジャック・ロンドンの小説を映画化した「マーティン・エデン」9月公開

「野性の呼び声」で知られるジャック・ロンドンの自伝的小説を、イタリアを舞台に映画化した「マーティン・エデン」が9月に公開決定。あわせて予告編とポスタービジュアルが到着した。

イタリア・ナポリの労働者地区で生まれ育った船乗りの青年マーティンを主人公とする本作。上流階級の娘エレナと恋に落ち、作家になる夢に向かって己の道を突き進むマーティンを待ち受ける運命が描かれる。マーティンを演じたルカ・マリネッリは、第76回ヴェネツィア国際映画祭で男優賞を受賞。そのほかジェシカ・クレッシー、デニーズ・サルディスコ、ヴィンチェンツォ・ネモラート、カルロ・チェッキがキャストに名を連ね、イタリアの新鋭ピエトロ・マルチェッロが監督と脚本を担当した。

予告編は「そう、世界は私より強い。私は身を挺してその力に抗うしかない」というマーティンのセリフからスタート。その後、エレナと出会うマーティンの姿や、応募した小説が送り返されてくる様子、「社会主義は君の描いたものに意義を与える」とマーティンを諭す人物などが映し出されていく。またポスタービジュアルには、タバコをくわえたマーティンの姿とともに「絶望の青春」というコピーが添えられた。

「マーティン・エデン」は東京・シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。