劇場アニメ「
本作は、毎年神々が行うという翌年の縁を結ぶ会議“神議り(かみはかり)”を題材とする物語。島根・出雲を目指して駆ける少女・カンナの成長が描かれる。母を亡くし、大好きだった“走ること”と向き合えなくなったカンナに
今年デビュー10周年を迎えたmiwaは、YouTubeで公開されているメッセージ映像の中で「新たなことにトライするつもりでこの話を引き受けさせていただきました。まだできたての脚本やカンナのキャラクターの線画を拝見させていただき、カンナの気持ちになって曲を書こうと思いデモ制作に入りました」とコメント。そして「曲と映画がすごくマッチした作品になるんじゃないかなというふうにワクワクしています」と語った。
「海獣の子供」に参加した白井孝奈がアニメーション監督を務める「神在月のこども」は、2021年に公開。なお本作に携わるソニー・ミュージックレーベルズの吉竹直樹、ABCアニメーションの西出将之、イオンエンターテイメントの小金澤剛康から届いたコメントは下記に掲載する。
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吉竹直樹(ソニー・ミュージックレーベルズ)コメント
2019年の7月にフランスのパリで開催された欧米最大のジャパンカルチャーイベント、Japan Expoに参加した際、初心に戻る意気込みで多種多様な人が集まるフリースペースでのギター弾き語りLIVEを敢行し終えた後、楽屋に戻ったところで初対面の四戸プロデューサーらに声を掛けられました。
氏曰くたまたま会場移動中に
そんな出逢いがあったパリの空の下で体験したLIVEやイベントで感じたのは、“世界は近い”、“人種や世代や性別なんて思ったほど関係ない”、そして改めて“日本の文化は素晴らしい”、という事でした。この映画はそのいずれも実証出来る作品になると思います。
miwaも今年でデビュー10周年を迎えました。今回の偶然の出逢いを必然にする為にも、音楽で作品に更なる彩りを加えられるように力を注ぎ込みたいと思います。
西出将之(ABCアニメーション代表取締役社長)コメント
昨年の春、弊社のプロデューサーの吉田くんから、「良い脚本があるから読んでほしい」と開発中のシナリオを渡されました。それが、「神在月のこども」との出会いです。キャラクターの心情が手にとるように分かり、日本の原風景が次から次へと浮かびあがる、素晴らしい脚本でした。海外ライセンス班の蔡さんにも脚本を読んでもらったところ、親子の愛情というグローバルな価値観と日本固有の文化の映像表現に、心惹かれるという評価でした。その後、アヌシー国際映画祭でクリティカユニーバサルの四戸さんともご一緒する機会があり、作品について色々とお話しさせていただいた事が、「神在月のこども」に参画するきっかけとなりました。ABCアニメーションは、より多くの方々に常に斬新でかつ、挑戦的な映像作品をお届けすることを目指しています。「神在月のこども」は、まさにABCアニメーションの考えと一致した作品と考えています。すでに「神在月のこども」の特報については、夏休み時期にテレビCMとして放映することを決めています。またアヌシー映画祭でのピッチリレーにも参画し、すでにセールスを開始しており、目の肥えた海外のライセンシーの評価も高いと聞いております。
この静謐ながら色鮮やかな日本のアニメーションが、世界の多くの映画ファンに支持されることを確信しております。
小金澤剛康(イオンエンターテイメント取締役)コメント
こどもにとって、自分を作り上げるエピソード記憶は多ければ多いほど良いと、私は勝手に思っています。ケンカでもTVでも旅行でもなんでもいい、その中から滅多に経験できないことを味わって、ステキな思い出と感性をたくさん作ってほしい、そう願って、例えば我が子にはたくさん刺激的なものに触れさせてきました。こどもたちにとって最高の経験になるであろう「神在月のこども」。この映画から、ステキな思い出と感性がたくさんのこどもたちに残ることを願っていますし、自信をもって私たちは全国に届けたいと思っています。
今回、イオンエンターテイメントは本作の配給を行います。全国にある「イオンシネマ」でも当然ながら上映しますので、多くの地域でこの映画を楽しんでいただければ幸いです。
ティグレ @Masked_Tigre
劇場アニメ「神在月のこども」主題歌はmiwa、「ワクワクしています」 https://t.co/5SpNnwtjWI