本作は、小芝扮する気弱で空気ばかり読んで生きてきた目黒澪(みお)を主人公とするホラーコメディ。ダメ男との恋が原因でどん底に陥った澪が、妖怪たちとシェアハウスで暮らしながら、たくましく成長していくさまが描かれる。共演には松本まりか、毎熊克哉、池谷のぶえ、大東駿介、内藤理沙、大倉孝二が名を連ねた。
味方は2011年にミュージカルでデビュー。2017年にはつかこうへい作の舞台「熱海殺人事件」で主人公・木村伝兵衛部長刑事役を史上最年少で務めた。連続ドラマ初出演となる今回は、妖怪たちが住むシェアハウスの大家・水岡譲を演じる。陰陽師の末裔であり新人神主の水岡は、妖怪たちにこき使われる一方、澪には偉そうな態度を取ることも。実は妖怪と人間の境界を越える危険性を知る唯一の人物で、澪をシェアハウスから追い出そうとする。
同役を演じるにあたり、味方は所作指導を受けて撮影に臨んだ。2001年公開作「陰陽師」などで指導を行った陰陽道研究家・高橋圭也から、柏手の正しいやり方や声の出し方、所作の意味を習った味方。「自分の中で新たな知識になりました」と感想を述べ、「今のこの状況下ですが、これだけぶっ飛んで、突き抜けた作品を、家族や、友達、恋人と一緒に観て、テレビって楽しいよね、ドラマっていいよね、という憩いの時間、笑える時間にしていただければいいなと思っています」と伝えた。
土曜ナイトドラマ「妖怪シェアハウス」は8月1日にテレビ朝日系でスタート。脚本を「SPEC」「民王」シリーズの西荻弓絵と「世にも奇妙な物語」のブラジリィー・アン・山田、綿種アヤが手がけ、演出を「ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ」の
味方良介 コメント
初めて連続ドラマに出演することになり、新たな自分の引き出しが増えるかなと期待しています。これまで、舞台では長くても4時間ほどの時間経過だったものが、連続ドラマでは何週にもわたって役柄の人生が進んでいくと思うと、魅力的だなと感じていますし、どういう風に自分自身の体感が進んでいくのかなど、未知な部分があるので、楽しみです。
「妖怪シェアハウス」という作品はオリジナリティーに溢れていますし、言いようによっては、とてもふざけたタイトルで、ありがたいなと思ったんです。お芝居をしているとなかなかふざけることもないので、タイトルからふざけていただけると、ふざけやすいというか(笑)。
もともと僕は怖い話がとても好きなんです。稲川淳二さんの「怪談ナイト」というライブに毎年足を運んだり、寝るときも怖い話を聞いたりするくらい。妖怪は「見たいな、出会いたいな」と思っていたので、それが実現するのは嬉しいですよね。こういうポップな感じで出会えるとは思っていませんでした(笑)。
僕が演じる水岡譲という役は、とてもむず痒いキャラクターです。キメきれていないというか、決定的な瞬間を捉えきれないダサさを感じます。そのどうしようもない、母性をくすぐるところが魅力の役柄ですね。あくまでも主人公の澪がいる中で、そこにどういう風に作用できるかというのが大事なことだと思うので、僕がどう演じたいかではなく、澪の世界を、周りにいる僕らがどういう風に肉付けできるか、ということを考えながらやっていこうと思っています。ただ、水岡を囲む妖怪たちは、トリッキーな方たちが多いので、負けないように……水岡は負けっぱなしでしょうけど、気持ちの面では負けないようにしないといけないなと思っています!
今回、新人神主であり陰陽師の末裔という役柄ですが、例えば神主さんは、舞台のお祓いや年末年始のお参りで見かけることはあっても、詳しく知る機会がこれまでありませんでした。お祓いのときは頭を下げていて見えなかったところで、実はそんな儀式をやっていたんだとか、そういう意味があったんだとか、一つの手の動作にしても、これが火を表現している、とか、「あぁ、なるほどな」と思うことがありました。言葉で聞くだけではなかなか難しい部分がありますが、陰陽師指導の先生にとてもわかりやすく説明していただき、自分の中で新たな知識になりました。
今のこの状況下ですが、これだけぶっ飛んで、突き抜けた作品を、家族や、友達、恋人と一緒に観て、テレビって楽しいよね、ドラマっていいよね、という憩いの時間、笑える時間にしていただければいいなと思っています。
土曜ナイトドラマ「妖怪シェアハウス」
テレビ朝日系 2020年8月1日(土)スタート 毎週土曜 23:15~24:05
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