図書館は人間観察に適した場所?「パブリック」監督が語る現代の図書館員

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パブリック 図書館の奇跡」で製作・監督・脚本・主演を兼任したエミリオ・エステヴェスのコメントが公開。あわせて新たな場面写真が4枚解禁された。

「パブリック 図書館の奇跡」新場面写真

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「パブリック 図書館の奇跡」ビジュアル

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米オハイオ州の公共図書館を占拠した約70人のホームレスと、騒動に巻き込まれた図書館員・スチュアートの奮闘を描いた本作。記録的な大寒波により居場所をなくしたホームレスは、“代わりの避難場所”を求める平和的なデモを実行していく。

本作は米ユタ州・ソルトレイク公共図書館の元アシスタントディレクター、チップ・ウォードが2007年にLos Angeles Timesに寄稿した新聞記事に着想を得て制作された。完成までに11年の歳月を費やしたエステヴェスは「図書館へ行き、座って静かに人々を観察した。恐らくこの世の中で公共図書館ほど人間観察に適した場所はないだろうね。図書館で映画を撮るためという意図を伝えると、当然図書館の職員や担当者からは疑いと歓迎の両方の反応があった」と振り返る。

「パブリック 図書館の奇跡」

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エステヴェスが演じるスチュアートは、ホームレスの人々の苦境を察し、占拠を手助けするキャラクターだ。映画の準備段階で図書館内部やスタッフの仕事ぶりを見せてもらったというエステヴェスは「現代において図書館員は事実上のソーシャルワーカーであり救急隊員であるとすぐに気付いた。オピオイド過剰使用時の救命薬の取り扱い訓練を、図書館員が受けるケースも珍しくないんだ」と映画に影響した発見も語っている。

「パブリック 図書館の奇跡」は、7月17日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次ロードショー。

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