第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された本作は、幼なじみのマティアスとマキシムの関係を描くラブストーリー。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった2人は、偶然のキスをきっかけに互いへの秘めていた気持ちに気付き始める。婚約者がいながら親友に芽生えた感情に、戸惑いを隠せないマティアス。一方マキシムは2人の友情が壊れてしまうことを恐れ、思いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備を始める。
ドランは本作について「これまで描いたことのなかったラブストーリーを描きたかった。30歳のマティアスとマキシムは、5歳の頃からの親友であり兄弟のような関係。でも、あるときそれまでの彼らの関係や強い絆が変わろうとしている、それこそがこの映画のテーマなんだ」とコメント。また、「これはホモセクシャリティがテーマの映画ではない。これは普遍的なラブストーリーなんだ。性別にかかわらず、恋と友情のはざまで揺れる感情っていうのは、誰もが一度は経験したことがある感情だと思うんだ」と語った。
「マティアス&マキシム」は東京・新宿ピカデリーほか全国でロードショー。
グザヴィエ・ドラン コメント
これまで描いたことのなかったラブストーリーを描きたかった。30歳のマティアスとマキシムは、5歳の頃からの親友であり兄弟のような関係。でも、あるときそれまでの彼らの関係や強い絆が変わろうとしている、それこそがこの映画のテーマなんだ。それまで互いに恋心は抱いていなかったものの、偶然のキスをきっかけに相手を愛しているかもしれないという感情に襲われ、戸惑う。そんな友情と恋のはざまで揺れる2人の青年を描きたかったんだ。それともう1つ、これはホモセクシャリティがテーマの映画ではない。これは普遍的なラブストーリーなんだ。性別にかかわらず、恋と友情のはざまで揺れる感情っていうのは、誰もが一度は経験したことがある感情だと思うんだ。
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愛してやまないグザヴィエ・ドランの最新映画の公開が始まるので一気に元気になった
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