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ブラック企業での激務で心が折れてしまったことをきっかけにセラピストの道へ進んだ女性・一ノ瀬里奈が成長していく姿を描く本作。松井が里奈、里奈が受け持つ元プロ野球選手・碓氷隼人を八木が演じた。
本作で映画初主演を果たした松井は「さっきまで本当に緊張していたんです」と吐露。「でも舞台挨拶の前にみんなで取材を受けたときに、『映画が完成したんだ』ってすごくうれしい気持ちになりましたね」と喜びをにじませた。続く八木は、松井から受けた最初の施術を振り返って「全然気持ちよくなくて、大丈夫かなと思ったんです(笑)」と言い、キャストたちを笑わせる。しかし「松井さんは役と一緒にみるみる成長していって、最後はとても癒やされるようになりました」と彼女の上達ぶりを称賛した。
また八木は自身も小学校3年生から高校3年生まで野球をしていたと話し、「特技をようやく発揮できた作品だったので、特別な気持ちです」としみじみと述べる。一方サッカー少年だったという水野は元野球選手の役を演じることに苦労したと述べ、「所作で野球がうまいか下手かわかってしまうので必死に練習しました」と回想。篠原からは「すごくがんばったね」と声を掛けられていた。
現在妊娠中の橋本は「ぎりぎり舞台挨拶に参加できてうれしいです」と挨拶。現場でのエピソードを尋ねられ、共演した中島ひろ子が披露した占いが印象に残ったと答えるも、「当たってました。内容は忘れてしまったんですけど……」と話して会場の笑いを誘った。また里奈の父役である渡辺は、「里奈が眠っているシーンの寝顔が愛おしくて。直接里奈に何かしたわけではないのですが、台本にはないことをしたので、それは観てのお楽しみです」と期待を煽る。
秋沢は「主人公の先輩役なので“施術できるんだぜ感”を出していかなきゃと思いまして、普段自分が施術を受けている先生にお話を伺いに行きました」と役作りについて述懐。秋沢と同じく日常的に施術に通っており、本作でカリスマセラピストを演じた藤原は「セラピストのお友達がたくさんいるので、彼女たちがいつもどういう思いでお客様に向かっているのか、そして施術や空間作りを行っているかを聞きました」と述べ、篠原と撮影直前まで役について相談していたことを明かした。
イベント終盤には、それぞれがステイホーム期間で行った“癒しのこころみ”をフリップで発表するコーナーも。「植物栽培」と書いた松井は「山椒、パセリ、大葉、オリーブ、ラベンダーの種を植えました。自分で育てた葉っぱを食べるのが幸せです」と話し、共演者からうらやましがられていた。
「癒しのこころみ~自分を好きになる方法~」は、7月3日より東京のシネ・リーブル池袋ほか全国でロードショー。
松井愛莉の映画作品
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ていこく @teikoku_tw
「癒しのこころみ」でセラピスト演じた松井愛莉を八木将康が称賛「みるみる成長した」(写真23枚) https://t.co/kURbiNOGj0 #松井愛莉