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西条が脚本・演出を手がけた舞台を、自ら映画化した本作。2年間という期限付きで交際を始めた広樹と浅美の、最後の1日に巻き起こる騒動が描かれる。
この映画版では、広樹の心理を描くシーンで、斎藤演じる死神大佐が登場する。同キャラクターに込めた思いを、西条は「勇気を出して一歩踏み出すときの最大の敵は、自分自身なので、自分の中の、もう一人の自分という大きい壁の象徴として、死神大佐という悪役を作りました。見事に斎藤工さんに演じてもらう事で、圧倒的な存在感ある悪役になったと思います」とコメント。
また舞台版の初演で別の役を演じていた廣瀬については「7~8年前は、舞台の稽古中も暇があったらすぐ昼寝をするような子だったんです。けど7~8年経って、主演になる位、人間も成長しているし、弱そうな子のイメージだったんですけれど、いつの間にか逞しくなったなと、思いました。今回一緒にやれることになって、広樹の役がぴったりだなと本当に思います」と成長ぶりを語る。さらに西条は、廣瀬が涙するシーンを「『こんな表情できるなんて、うまくなったな』って本当に思いました」と回想。
そして北原の魅力に関しては「役者さんは自分の世界に入っている時が多いと思うのですが、いつも明るく、いつも気を遣って、団体に対しての行動がすごいなと思いました。勿論、芝居もとても素敵で上手でした」と話した。
「HERO~2020~」は6月19日より東京のシネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開。
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「HERO」監督、最大の敵役・斎藤工や“たくましくなった”廣瀬智紀を語る(コメントあり / 写真27枚)
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