蓼科高原映画祭で招待上映された本作。シェアハウスに住む女性3人の青春の終わりを描く1話と、映画復帰に燃える老いた母とその娘の物語をつづる3話を「アンゴウ」の古本が監督した。「罪と罰と自由」の齋藤は、夫の死、不倫発覚、失声症という苦難に見舞われるヒロインを映し出す2話を担当。「豚と軍艦」「鬼婆」の
準備段階から完成までに2年8カ月を掛けた古本は「南三陸町の瓦礫の残る海や仙台のプロ野球の球場へ行き、自分の車を塗装してピタパンを焼き、商店街で歌って踊って食べて撮影した。ごつごつした手触りの、珍しい映画ができたと思う」とコメントした。
「不完全世界」は東京の池袋シネマ・ロサで1週間限定レイトショー。YouTubeでは予告編も公開中だ。なお池袋シネマ・ロサは6月5日に営業再開している。
おおとも ひさし @tekuriha
古本恭一と齋藤新が共同監督した「不完全世界」8月にレイトショー - 映画ナタリー
"吉村実子や、新宮明日香、水津亜子、川相真紀子らが出演した。" https://t.co/zWlL7WoxZb