神戸・元町映画館と映画チア部が組んでリモート制作した短編映画「アワータイム」が、本日5月11日に元町映画館のYouTube公式アカウントで公開された。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により休館中である元町映画館のスタッフが企画し、同館を拠点に活動する学生団体・映画チア部が協力して作られた本作。MOOSIC LAB 2019出品作「追い風」のDEG、PFFアワード2018入選作「愛讃讃」の
元町映画館の石田涼は「リモート映画を作るというのは刻一刻と変わっていく状況の中では、二番煎じなアイデアなのかもしれません。しかし、言い方は悪いかもしれませんが素人でも映画を作れるチャンスでもあります。在宅で自分の使っているPCやスマホ、これさえあれば映像は撮れます。この状況を逆手にとって映画館のスタッフが映画を制作したら面白いのではないか、そういったところから企画がスタートしました」と企画経緯を説明した。
また監督を務めた映画チア部の大矢哲紀は「本番1発撮りという緊張感あふれる環境の中、石田さん含め、素晴らしいキャスト、映画チア部のメンバーの力を借りまくりながらの撮影にはなりましたが、自粛期間を過ごす皆様が少しでも幸せになれる作品が出来たと思います」と伝えている。
石田涼 コメント
全国の映画館が休館してからしばらくしてSNS上を中心にSAVE THE CINEMAプロジェクト、ミニシアターエイド基金、リモート映画の制作など映画制作者を中心とした映画文化を灯りを絶やさない試みがたくさん生まれました。
ありがたいことにこれはミニシアターという場所を大事にしたい映画制作者たち(監督、俳優など)によって立ち上げられました。ミニシアターとしても京阪神13館によるSave our local cinemasプロジェクトなど発信できることは行ってきましたが、どれもやはりお客様に支援を求める形。支援される人間(支援金で給料が保証される身分であるわたしのような映画館スタッフ)である側から何かできることはないかと日々考える時間が多くなって来ました。
リモート映画を作るというのは刻一刻と変わっていく状況の中では、二番煎じなアイデアなのかもしれません。しかし、言い方は悪いかもしれませんが素人でも映画を作れるチャンスでもあります。在宅で自分の使っているPCやスマホ、これさえあれば映像は撮れます。この状況を逆手にとって映画館のスタッフが映画を制作したら面白いのではないか、そういったところから企画がスタートしました。
大矢哲紀 コメント
今回、お世話になっている元町映画館の石田さんにお声がけをいただき、リモート映画を制作させていただきました。本番1発撮りという緊張感あふれる環境の中、石田さん含め、素晴らしいキャスト、映画チア部のメンバーの力を借りまくりながらの撮影にはなりましたが、自粛期間を過ごす皆様が少しでも幸せになれる作品が出来たと思います。ぜひ、いろんな方に何度も観ていただきたい作品です!
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ああああああ憧れの映画ナタリーに載った!!!😭 泣く
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