“完全リモート”で制作された連続モキュメンタリードラマ「コウキの雨鳴き-About Kouki-」が本日5月1日からYouTubeで順次配信される。
「コウキの雨鳴き-About Kouki-」は、障害を抱えた高校生の教育環境調査研究を行う大学院生・駒井の姿を描く物語。彼は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、先天盲の菅谷コウキと彼の周りにいる人たちにビデオ通話で取材を行っていた。しかし、ある日コウキが行方不明になってしまう。劇中では取材を通して浮かび上がる人間の本質、嘘と本心、弱さと優しさが映し出される。
本作は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、外出自粛が続く中で「何か私達にできることがあるはずだ。その一歩をまず踏み出してみよう」との思いから
円井は「正義にならなくて良いのだから、隣にいる人を大事にしたい。そんな願いを込めて、この作品が貴方にとって『心の中で何かを抱くもの』となりますように」と述べ、西川は本作について「様々な登場人物が語る複雑な本心が、一筋縄ではいかない人間のありようを写すと共に、巡り巡って明日を生きてくための心の下支えになると思っています」とコメントしている。
なお本作は投げ銭サービスのOFUSEを利用して、支援することも可能だ。
円井わん コメント
深くを知ると好きになっていく経験、逆も然り。十人十色、理解しあえるなんて思ってない。でも、少しでも寄り添い合えたのなら何か変わるかもしれない。正義にならなくて良いのだから、隣にいる人を大事にしたい。そんな願いを込めて、この作品が貴方にとって「心の中で何かを抱くもの」となりますように。
西川達郎 コメント
このような状況の中で、日々をどのように生きていくか多くの人が模索しています。その中で強い前向きなメッセージを発信する人々に勇気づけられ尊敬の念を抱くと同時に、思わぬ形で露呈する世の中や人の弱さに戸惑う事があります。もちろん自分自身もその範疇にあります。「コウキの雨鳴き」は、そんな戸惑いに寄り添う作品です。様々な登場人物が語る複雑な本心が、一筋縄ではいかない人間のありようを写すと共に、巡り巡って明日を生きてくための心の下支えになると思っています。
本作は信頼している俳優、円井わんちゃんから企画をお声がけ頂きスタートしました。完全リモート撮影はもちろんの事、シナリオ制作から演出に至るまで、初めての試みの中で制作した作品になりました。今、何か出来る事を模索する中で、まず一つやってみようと、こうしてお声がけ頂いた事に感謝しています。そしてなによりも、各登場人物を演じた俳優達の心掴まれる演技を目撃して頂けたらなと願っています。
映画ナタリー @eiga_natalie
「向こうの家」円井わんと西川達郎がタッグ、完全リモート制作の連続ドラマ配信開始(動画あり / コメントあり)
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