第70回ベルリン国際映画祭の授賞式がドイツ現地時間2月29日に開催。イラン生まれの映画監督モハマド・ラスロフが手がけた「There Is No Evil(英題)」が、コンペティション部門の最高賞となる金熊賞を獲得した。
ドイツ・チェコ・イランの合作映画である本作は、死刑制度をテーマにした4つの物語で構成されたオムニバス作品。ラスロフは2017年よりイランを離れることを政府から禁じられているため、本映画祭への出席は叶わず、代理で娘が登壇した。
銀熊賞の審査員グランプリには、意図せず妊娠してしまった17歳の少女を映したエリザ・ヒットマンの「Never Rarely Sometimes Always(原題)」が選ばれた。監督賞は「The Woman Who Ran(英題)」でメガホンを取った
またC.W.ウィンターとアンダース・エドストロームが監督した「The Works and Days (of Tayoko Shiojiri in the Shiotani Basin)(原題)」は、今回新設されたエンカウンターズ部門の最優秀作品賞に。京都の村で撮影された480分の本作には、
第70回ベルリン国際映画祭 主要部門受賞結果一覧
金熊賞
「There Is No Evil(英題)」
銀熊賞 審査員グランプリ
「Never Rarely Sometimes Always(原題)」
銀熊賞 監督賞
銀熊賞 最優秀女優賞
銀熊賞 最優秀男優賞
銀熊賞 脚本賞
ファビオ・ディノチェンゾ、ダミアーノ・ディノチェンゾ「Bad Tales(英題)」
銀熊賞 芸術貢献賞
ユルゲン・ユルゲス(撮影)「DAU. Natasha(英題)」
エンカウンターズ部門 最優秀作品賞
「The Works and Days (of Tayoko Shiojiri in the Shiotani Basin)(原題)」
ジェネレーション部門 Generation 14plus 国際審査員特別賞
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エキュメニカル審査員賞(フォーラム部門)
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