花を植え続ける夫婦の18年を追ったドキュメンタリー「花のあとさき」5月公開

「花のあとさき ムツばあさんの歩いた道」が5月より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。

NHKで放送されてきたドキュメンタリーシリーズ「秩父山中 花のあとさき」に未公開シーンを加え、映画化された本作。埼玉・秩父の山深い村に暮らす小林ムツ氏と夫の公一氏が畑を徐々に閉じ、そこへ花を植えていく姿が映される。ムツ氏が60歳を過ぎた頃から作業を始め、2人で1万本以上を植えてきたという。

彼女たちを18年間にわたって取材したのは、NHK仙台放送局に所属するカメラマン百崎満晴。「新日本風土記」などのドキュメンタリーを手がけた伊藤純がプロデューサー、元NHKアナウンサーの長谷川勝彦が語りを担当した。YouTubeでは予告編が公開中。瀬戸内寂聴のコメントも下記に掲載している。

※「花のあとさき ムツばあさんの歩いた道」は、新型コロナウイルスによる感染症の拡大を受けて5月15日から公開延期となりました。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

瀬戸内寂聴（作家・僧侶）コメント

涙があふれて、私はゲクゲク泣き続けました。
丸顔のあどけない顔つきが
年と共に美しくいきいきしてきたのは、
彼女の暮らしが、花のいのちと共にあったからでしょう。