劇団・
ヨーロッパ企画主宰の
映画は2月13日に京都・二条でクランクアップ。撮影を終えた上田は、本作の内容を「パズル的な構造をもつ時間映画であり、テレビ画面とからみ続ける映画であり、群像による長回しの映画」と紹介。「それを地元のカフェで撮るということ。京都の劇団である僕たちにできることはそれだしそれだけをする、と決めて、撮影に臨んだら時の牢獄が待っていました」と現場を振り返っている。
「ドロステのはてで僕ら」は4月25日より東京・下北沢トリウッド、京都・京都シネマほか全国で順次ロードショー。
※「ドロステのはてで僕ら」は、新型コロナウイルスによる感染症の拡大を受けて公開延期となりました。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
上田誠 コメント
パズル的な構造をもつ時間映画であり、テレビ画面とからみ続ける映画であり、群像による長回しの映画。それを地元のカフェで撮るということ。京都の劇団である僕たちにできることはそれだしそれだけをする、と決めて、撮影に臨んだら時の牢獄が待っていました。OKテイクが出ない。ワンテイクを返すのに1時間かかる。今日が何日目か分からない。しかしながら底抜けに愉しかったし、ここ最近になく劇団の結束が瞬間的に高まったのもほんとうです。死に直面した時のそれでした。力を合わせてデスゲームから生還したような高揚のなかに今はいます。目が覚めるとまたあのカフェに戻っているかもと想像してゾッとします。しかし僕らは確かにクランクアップしました。もう一度書こう。僕らは確かにクランクアップしました。
山口淳太 コメント
劇映画を初めて監督します。劇映画を作るのが夢でしたが、一本目がまさかこんな映画になるなんて思っていませんでした。映画監督に夢見ていた青年の自分に「数年後、時間SF映画を撮ることになるから、時間に免疫つけとけよ、さもないと現場でフリーズしてしまうぞ!」と過去を変えたい気持ちです。
そうです、撮影現場ではあまりの段取りの多さに胸やけし、フリーズしてしまいました。
ヨーロッパ企画メンバーに助けてもらい、そしてなにより現場で脚本の上田さんに付きっきりで寄り添ってもらい、万全の体勢で作ることができました。
こんな映画は後にも先にも、この作品だけだと思います。本当にクランクアップできてよかったです。
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楽しみ。- ヨーロッパ企画「ドロステのはてで僕ら」は“エクストリーム時間SF”、特報解禁(コメントあり) https://t.co/uSuvxWof6y