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本作は、特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」の最終回後を描くスピンオフVシネマ。主人公・明光院ゲイツ / 仮面ライダーゲイツ役の押田、ウール役の
押田は、主演を務めた心境を「そりゃうれしかったですよ! ずっとこの人(奥野)の横に立ってるだけだったので……ついに俺が真ん中か!と。とは言え、ここに立ってめちゃくちゃ足が震えています」と緊張気味に述べる。一方の奥野は堂々と「僕はそんなに違和感なく……僕が一番だっていうことは変わりません(笑)」とジョークを飛ばし、「新鮮な気持ちで現場入りしました。でも2人でずっと一緒に戦ってきたので、安心感はありましたね」と押田への信頼を語った。
兼崎らタイムジャッカー組の3人は、映画作品への出演は初。板垣は「夏映画と冬映画はお休みしたので、さすがに次は出るだろう、と言っていたんです(笑)」と、紺野は「実は李光人と私は(東映の)白倉(伸一郎)さんに『冬映画に出たい!』って言ったのに駄目だったんです(笑)。だから今回はやっと出られてうれしい」と喜びをあらわにした。
本作には、歴代2号ライダーのオリジナルキャストが出演した。17年前の作品である「仮面ライダー555」の草加雅人 / 仮面ライダーカイザ役の村上は「毎年9月13日に“カイザの日”として草加雅人を演じてきたので、自信があったんです。でもあるとき、ゲームのアテレコをしたらファンの方に『似てないんだけど』って言われて……。どういうことだ!? 本人だし! “カイザ村上”だよ!?みたいな(笑)」と芸人のような呼び方を自称して笑いを起こす。
「仮面ライダーW」の照井竜 / 仮面ライダーアクセル役の木ノ本は「10年前の衣装をそのまま使っているので着心地がよかったです。気持ちがパキッとしますね」と変わらぬプロポーションでファンを驚かせる。そして「仮面ライダーディケイド」の海東大樹 / 仮面ライダーディエンド役の戸谷は「当時はいっぱいいっぱいだったけど、10年ぶりということでいい意味で気楽に楽しめました。今回(門矢)士(役の井上正大)がいなかったので寂しかったんですけど……」とコメントした。
監督の
ここで各自の高校時代に関する話題へ。現在18歳の板垣は「高校生らしいキラキラした感じじゃなくて……お弁当とかも隅っこで食べているような人間で。この映画のわちゃわちゃしてる感じがうらやましいなと思いました」と、続く紺野は「高校時代はずっと単位(不足)と戦ってました」と明かし、木ノ本が「どんどん暗い話が出てくる!」と焦り始める。押田は「楽しい高校生活でしたよ。ダンス部だったので、文化祭で発表したり」とポジティブに巻き返すが、当時多忙を極めていた奥野が「諸事情で高校を辞めてしまったので、卒業できなかったんですよ……」とぶっちゃける。しかし奥野は「でも『ジオウ』(のテレビシリーズ)で卒業証書をもらうシーンがあったので、校門の前で撮ってもらった写真を、額縁に入れて家に飾っています」とジオウ愛をのぞかせ、自分なりの“卒業”を迎えたことに満足げな様子だった。
さらに舞台挨拶では、劇中で学生服を着るシーンのあった戸谷が「ほかのみんなとかなり差があると思いましたが(笑)、楽しませていただきました」と話し、共演陣から「似合ってた!」「全然イケてました!」と絶賛される場面も。木ノ本は陸上部だった高校生活を、村上はバンド活動をしていた学生時代をそれぞれ振り返る。最後に兼崎が「バレーボール(推薦)で高校に入ったんですが、すぐに部活を辞めてしまい……。卒業式のあとも即帰って『こんな学校二度と行きたくねえ!』と言うような、やんちゃな感じでした」と言うのを聞いて、戸谷は「ジオウチーム、全員暗い気がする!」とまとめて笑いを起こした。
「仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ」は2月28日から期間限定上映されたのち、4月22日にBlu-ray / DVDがリリースされる。
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