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ドラマ「おいしい給食」を映画化した本作は、1980年代の中学校を舞台とした学園グルメコメディ。給食マニアの教師・甘利田幸男と同じく給食好きの生徒・神野ゴウによる、“どちらが給食をおいしく食べるか”という闘いが描かれる。甘利田役の市原は完成した作品を観た際、ゴウ役の佐藤の名前を叫んで抱きしめたという。「後半に感情があふれるシーンがあり、大志は現場で葛藤しながら何度も繰り返して。やっと出た表情がスクリーンに映ったとき『よくやったな』と。感動しました」と“教え子”の奮闘を労った。
そんな市原と甘利田の共通点を、武田は「ストイック」と表現し、「アドリブの発想力がすごい。撮影中にいつも笑いをこらえて、こらえきれないときもあって。楽しく撮影に臨めました」と初共演を振り返る。映画版から参加した水野は「市原さんは“スクリーンの中の人”というイメージ。世代的に活躍をずっと見てきたので。共演ということで胸が高鳴りました」と笑顔。そして市原のストイックなエピソードとして、「市原さんは自分のセリフをギリギリまで反芻するんです。僕が甘利田先生に『この人のどこがイケメンなんですか!』と言われるシーンがあるんですが、撮影前にそのセリフを僕に向かってずっと言っていて(笑)。市原さんにそんなこと言われるなんて、こんな光栄なことはないと思いました」と明かす。
佐藤も市原とのエピソードを披露。「休憩中に2人きりになったとき、僕の好きな飲み物を『それ太るぞ』と言われてから、飲めなくなっちゃいました」と打ち明けると、辻本は「“ストイック兄さん”が出ちゃった!」と市原の厳しさに驚く。市原は「ごめんなさい……親心だね」と言って、佐藤を優しく見つめた。またドラマと映画の撮影を振り返り、「甘利田は給食が好きすぎる孤独な人間。皆さんとは芝居で会話できればと思っていたので、ちょっと距離を置いていました。形だけじゃなくて人間性やプロセスも映像になればいいなと思っていたので。だから……ごはん行きたいっす」と本音をこぼした。
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