「泣き虫しょったんの奇跡」「青い春」などで知られる
2019年に祖父の形見であった拳銃の不法所持で逮捕され、のちに不起訴となった豊田。その返答として手がけた前作「
豊田は「東京オリンピックの期間、映画館には客が入らないと映画館主から聞いた。作り物のエンターテイメントなど現実の感動には勝てない。家のテレビで垂れ流される世界中のアスリートの情熱に勝るものはない、映画館に足を運んでまで見るような映画はないだろうと言う。ならば、その期間を俺に下さい。映画に何ができるか勝負してみたいとお願いした」と述べ、「そんなときにこそ映画は何を映すべきか、試される。資本主義の物の怪に取り憑かれたような東京を、祓い清めるような映画を作りたいと思った。映画に救われた奴だけが、映画を救うと俺は信じています」と企画意図を説明している。
豊田利晃 コメント
2020年7月24日、東京オリンピックが開催される。その日は今年から「スポーツの日」として祝日になる。賛成と反対の多くの分断を呼ぶ。亀裂が走る。衝突が起こる。何かが破壊される予感がする。それは暴力の破壊を言っているのではない。生き方、考え方の亀裂であり、格差の衝突だ。分断と不寛容の時代。まるで、「破壊の日」だなと思った。
東京オリンピックの期間、映画館には客が入らないと映画館主から聞いた。作り物のエンターテイメントなど現実の感動には勝てない。家のテレビで垂れ流される世界中のアスリートの情熱に勝るものはない、映画館に足を運んでまで見るような映画はないだろうと言う。ならば、その期間を俺に下さい。映画に何ができるか勝負してみたいとお願いした。そんなときにこそ映画は何を映すべきか、試される。資本主義の物の怪に取り憑かれたような東京を、祓い清めるような映画を作りたいと思った。映画に救われた奴だけが、映画を救うと俺は信じています。
tAk @mifu75
豊田利晃新作のクラウドファンディング開始、「映画に何ができるか勝負してみたい」(コメントあり) https://t.co/M9uiQQNTMy