安藤サクラがエランドール新人賞に輝く「『まんぷく』が人生を豊かにしてくれた」

第44回エランドール賞の授賞式が本日2月6日に東京・京王プラザホテルで開催され、新人賞を受賞した安藤サクラが出席した。

「愛のむきだし」「百円の恋」「万引き家族」など数々の作品に出演してきた安藤。2019年は、インスタントラーメンを生み出した夫婦の知られざる物語を描くNHK連続テレビ小説「まんぷく」で主人公の今井福子を演じたほか、NHK大河ドラマ「いだてん ～東京オリムピック噺（ばなし）～」では女子バレーボール日本代表チームの主将・河西昌枝役を務めた。またNHK特集ドラマ「マンゴーの樹の下で～ルソン島、戦火の約束～」では伊東四朗扮する田宮蓮司の娘役で出演した。

安藤は「素敵な賞をありがとうございます。まず三十路で子持ちというリスキーな私を『まんぷく』のヒロインに選んでくださったスタッフの皆様に感謝します」と真摯に語り、「1年間大阪に住んで、子育てをしながら『まんぷく』とともに生活しました。その1年が私と家族の人生を豊かにしてくれました」と涙ながらに述べる。そして「これから大阪の居酒屋でみんなでお祝いしたいです。新人という気持ちを忘れずにこれからもがんばっていきたいです」と抱負を話した。

ここで「まんぷく」の脚本を手がけた福田靖が花束贈呈のために登場。福田は「安藤サクラさんという素敵な女優さんを『まんぷく』で日本中の皆さんに知っていただけたことは間違いないと思っています。書いていて楽しかったです。安藤さんと一緒に仕事ができたことは幸せな時間でした」とメッセージを送った。

なお安藤がナレーションを担当するドキュメンタリー映画「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」は4月10日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次ロードショー。

映画ナタリーでは引き続き、授賞式の模様をレポートする。

※新型コロナウイルスの影響により、「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」の公開は延期となりました