「犬鳴村」三吉彩花が現役プロレスラーにハイキック、最恐タイトルマッチ開催

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犬鳴村」の公開直前イベントが本日2月5日に東京・帝国ホテルで行われ、キャストの三吉彩花坂東龍汰古川毅SUPER★DRAGON)、宮野陽名大谷凜香、監督を務めた清水崇らが登壇した。

犬鳴めんそーれ(中央)にハイキックを決めようとする三吉彩花(右)。

犬鳴めんそーれ(中央)にハイキックを決めようとする三吉彩花(右)。

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「犬鳴村」ポスタービジュアル

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「呪怨」シリーズで知られる清水が監督を務めた本作は、福岡・旧犬鳴トンネルの先にあるとされる“犬鳴村”をモチーフにしたホラー。三吉が主人公の臨床心理士・森田奏を演じたほか、奏の兄・悠真に坂東、悠真の恋人・明菜に大谷、奏の運命を左右する謎の青年に古川、謎の少女に宮野が扮している。

「犬鳴村」公開直前イベントの様子。

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この日は“最恐タイトルマッチ”と題し、全日本プロレスに所属する宮原健斗、石川修司、大森北斗、田村男児、そして本日限定でブラックめんそーれから改名した犬鳴めんそーれも登場。「四角いリングの上で戦う男は、四角いスクリーン上の恐怖に打ち勝たなくてはならない」と豪語する全日本プロレスは、団体として初めて映画の製作委員会に名を連ねている。

左から古川毅、三吉彩花、坂東龍汰。

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まずイベントでは監督・キャストが帝国ホテル・富士の間に設置されたプロレスリングで会見を実施。キャスト陣がオファーを振り返ると、全員がもともとホラー映画に苦手意識を持っていたことが明らかに。これに清水は「ホラー映画を作る人はよろしくない大人だと思っていたので気持ちはわかる(笑)」とコメント。三吉の起用に関しては「初めてお会いしたときに『よく映画で観るきれいな悲鳴は上げられないんです』とおっしゃっていて。それで三吉さんが自分が感じ取れるリアリティで演じる人ということがわかった。これは面白いものになると楽しみになりました」と語った。

左から坂東龍汰、大谷凜香。

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左から宮野陽名、古川毅。

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現場は「めちゃめちゃ怖がり」という坂東を中心に、にぎやかな様子だったそう。古川は「ホラーに苦手意識があった自分が演者に回るとは想像もしてなかった。でも現場は和気あいあいとしていて、ホラー映画の撮影ってこんなに楽しいんだと思いました」と回想。恐怖エピソードを聞かれた坂東が「三吉ちゃんが『トンネルの上に人がいる』と言ってて……」と話すと、三吉は「撮影した場所も心霊スポットになっているトンネルなんです。ずっと夜遅く、人に見られてる感じがして。照明さんかな?と思ってパッと上を見ても誰もいなかったんです」と語った。

実況席に座る宮原健斗(左)と清水崇(右)。

実況席に座る宮原健斗(左)と清水崇(右)。[拡大]

入場早々、キャスト陣を威嚇する犬鳴めんそーれ(中央)。

入場早々、キャスト陣を威嚇する犬鳴めんそーれ(中央)。[拡大]

試合は石川・大森チームとめんそーれ・田村チームのタッグマッチに。宮原と清水は実況席に座った。めんそーれは入場早々、リング脇で観戦していたキャスト陣を威嚇。普段はハブをモチーフにしたレスラーとして活躍するめんそーれだが、この日は口癖の「シャーッ!」を封印し、「犬鳴村」特別仕様のマスクを被る。そして「犬鳴」というワードが聞こえるたびに、犬のように吠えていた。

反則の噛み付き攻撃をする犬鳴めんそーれ(手前)。

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三吉彩花が座っていた席に大森北斗をたたき付ける犬鳴めんそーれ(手前左から2番目)。

三吉彩花が座っていた席に大森北斗をたたき付ける犬鳴めんそーれ(手前左から2番目)。[拡大]

タッグマッチの序盤は、噛み付き攻撃といった反則技を連発するめんそーれ・田村チームが大森を圧倒。身動きの取れない大森に、めんそーれがしっぽを振り挑発する一幕も。プロレス生観戦は初めてというキャスト陣は、目の前の乱戦に終始口を押さえ驚きの表情を浮かべていた。これに清水も「皆さん映画では見せない表情をしてますね」とコメント。場外乱闘では、めんそーれがキャスト陣の座る席に向かって大森をたたき付け、場内を混乱に陥れる。

犬鳴めんそーれ(中央)にハイキックを決めた三吉彩花(右)。

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ハイキックをくらい、倒れ込んだ犬鳴めんそーれ。

ハイキックをくらい、倒れ込んだ犬鳴めんそーれ。[拡大]

しかし大森に代わり、身長195cm、体重130kgという体躯の石川がリングインすると、めんそーれと田村をコテンパンに。そして2人をブレーンバスターでマットに沈め、一気に優勢に立つ。急遽、宮原から「坂東! 坂東行け!」とあおられた坂東は、遠慮気味にめんそーれの肩をタッチ。さらにキックボクシング経験者の三吉が、ハイヒールを脱ぎ、めんそーれと田村にハイキックを決めた。これには清水も「なんて乱暴な女優でしょう! 現場であまり叱らなくてよかった」と興奮気味。最終的に、実況席から“石川・大森チーム with 三吉彩花”の勝利が宣言された。

「WORLD HORROR QUEEN」のチャンピオンンベルトを掲げる三吉彩花。

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宮原と石川がハイキックを「本当に筋がいい。足の上げ方や軌道といったフォームが非常にきれいでしたね」「ぜひ女優と女子プロレスラーの2刀流を目指してもらいたい」と称賛すると、三吉は「ちょっと事務所に確認しましす……!」と冗談交じりに笑みをこぼす。目の前で繰り広げられた試合に宮野は「迫力がすごくて、もうやめてください!となりました(笑)。怖かったです」と本音を漏らし、大谷は「三吉姉さんの蹴りがすごかった」と目を丸くした。最後は三吉に「WORLD HORROR QUEEN」のチャンピオンベルトが贈呈され、イベントは幕を閉じた。

「犬鳴村」は2月7日より全国ロードショー。

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(c)2019「犬鳴村」製作委員会

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よしあき @twtr440

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