野中ともその小説「
本作は、恋に家族にさまざまな悩みを抱えた14歳の中学生・大石つばめを主人公としたファンタジードラマ。満天の星が輝く夜、書道教室の屋上で、キックボードに乗って空を飛ぶ怪しい老婆“星ばあ”と出会ったつばめのひと夏の青春がつづられる。撮影は2019年8月に東京・多摩の聖蹟桜ヶ丘や神奈川・秦野、山形・加茂などで行われた。
つばめ役の清原は、本作で映画初主演。「デイアンドナイト」に続いて藤井作品に参加した彼女は「現場の雰囲気に突き動かされ続けた色濃い撮影でした。まだ完成したものを観ていないので、どうなっているのだろうとふつふつ考える日々ですが撮影中に私自身がつばめちゃんから貰った希望や勇気が、映画を観て下さる皆様にも伝わると良いなと思います」とコメントしている。
「宇宙でいちばんあかるい屋根」は、2020年秋より全国ロードショー。また原作小説の文庫が光文社から4月に刊行される予定だ。
藤井道人 コメント
「デイアンドナイト」で素晴らしい演技を見せてくれた清原果耶さんと再び映画を撮れたこと、そして、清原さんの初主演映画を監督出来たことをとても光栄に思っています。
本作は、大人になったすべての人たちへ捧げる物語です。
心温まる、素敵な映画が出来ました。是非、お楽しみに!
野中ともそ コメント
最初に映画化のお話をいただいた時から長い長い時を経て、敬愛する藤井監督のもと、遂に撮影が始動したと聞いた時は胸が高鳴りました。同時にこの突拍子もない物語が本当に映像となりえるのか、わずかな不安がよぎったのも覚えています。けれどごく短いラッシュを見せていただいた瞬間に不安は綺麗に拭われました。まっすぐまなざしに揺れる感情が透けるような清原さんの佇まいに、ああ、つばめがいる!と。そして星ばあも亨くんも両親も皆、画面からはみ出るくらいに彼らの人生を生きている…! 驚きと感謝をもって、今は一観客として公開を心待ちにしているところです。四月に装いをあらたに再文庫化される原作もお手にとっていただければ幸せです。
前田浩子(プロデューサー) コメント
タイトルに惹かれて手にした原作のページをめくった途端少女時代にタイムスリップしました。星空の下に連なる屋根、失くしたものを求める想いのイメージが躍り出し、時間をかけて藤井監督と企画を温めて参りました。そして、清原果耶さんがその圧倒的な存在感で主人公つばめを生きてくれて、本作は誕生しました。どこか懐かしい、それでいてこれまでに見たことのない景色をお届けします。ご期待ください!
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