本作は市川の指揮のもと総勢550名あまりのスタッフが結集して作り上げた2時間50分のドキュメンタリー。聖火リレーから開会式、競技風景、閉会式まで大会の全容を追いながら、東京の変貌を示すビルの改体工事や太陽のアップといった抽象的なショットも多数挿入されている。「芸術か? 記録か?」と話題を呼びながら、国内動員2000万人超えの大ヒットを記録。キネマ旬報ベスト・テンで第2位、カンヌ国際映画祭で国際批評家賞に輝くなど高く評価された。
「映画『東京オリンピック』1964」は、1965年3月20日の劇場公開から55年を記念して発売。市川自筆の絵コンテや製作メモ、当時の関係者の証言やニュース記事など、厳選された資料がメイキング写真や図版とともに掲載される。価格は税込4950円。B5判の全160ページを予定している。
市川崑の映画作品
関連商品
映画ナタリー @eiga_natalie
芸術か?記録か?東京オリンピック公式記録映画の全貌収めた書籍発売
https://t.co/Ch7lrLPOEV
#東京オリンピック #市川崑 https://t.co/2Yleuls3FO