ドキュメンタリー「
本作は100年前以上前に撮影された第1次世界大戦の記録映像を、ジャクソンが最新のデジタル技術を使用して修復、着色、3D化し、再構築したもの。退役軍人たちのインタビュー音声や、兵士たちが話す口の動きを読唇術のプロが解析した言葉、戦場の効果音も加えられている。
このたび公開された映像は、イギリスで行われたワールドプレミアに登壇したジャクソンのトークを撮影したもの。「きれいになった映像を見て驚嘆したよ」と回想するジャクソンは、「映画の形はまだ見えなかったが彼らが主人公だと思った。戦争や戦略の映画ではない。兵士たちの映画だ」と語る。
さらにイベントでは、ほかにも「映画で取り上げたのは一部の人の声で、決して聞けない声があることを忘れてはいけない。戦死者たちの声だ」とコメント。「これだけの素材があれば楽に3~4時間の映画が作れるが、今回は西部戦線のイギリス軍歩兵に焦点を当てた。カバーしきれなかった空軍や海軍、国内戦線、軍需工場の女性工員、植民地出身の部隊など全国民が戦争に関わった。広く浅く取り上げるのは嫌だったから、1点に絞って掘り下げたんだ」と説明している。
「彼らは生きていた」は、東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開中。なおシアター・イメージフォーラムでは、公開初日の1月25日より3日間連日で全回が完売した。
※「彼らは生きていた」はR15+指定作品
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tAk @mifu75
「彼らは生きていた」手がけたP・ジャクソンのコメント動画到着、主人公は“兵士たち”(コメントあり) https://t.co/2nJGs46gN8