「
本作は高橋演じるラブドール職人の夫・哲雄と、蒼井扮する妻・園子の日々を描くラブストーリー。蒼井との共演を楽しみにしていたという高橋は「結婚式が終わって『よろしくお願いします』と言い合うシーンは、役者冥利に尽きるというか。(夫婦を)疑似体験できて、とっても幸せになりました」と振り返る。蒼井も「ああいうシーンってありがたいですよね。本当に温かい気持ちになるので」と同調し、「百万円と苦虫女」以来となるタナダとの仕事を「大人な現場でした。変に熱く演技論を語り合うとかじゃなくて、皆さん準備してきたものを持ち寄って、パッと出して、お疲れ様でしたーって。そういうのが気持ちよかったです」と述懐した。
マシンガントークで作品の素晴らしさをアピールした渡辺は、その勢いのまま「高橋さんが現場で『結婚したくてしょうがない』と言ってて。蒼井優ちゃん独身だからアタックすれば!?って言ってみたら『意識するから嫌だ』なんて。そうしたら(蒼井が)結婚しちゃった。残念でしたって話ですよね!」と暴露。きたろうが「その話はするなって!」と高橋を哀れむように注意すると、高橋は「僕だけ槍玉にあげられてるなあ」と苦笑い。そして開き直ったように「やたら2人が蒼井さんを薦めてきたんですよ。打ち上げでも『今行ったほうがいいんじゃない?』って。うるっさいなー! ほっといてくれよ!って」と文句をぶつける。蒼井が「私もきたろうさんから『一生くん独りだよ』って言われてました(笑)」と告白すると、高橋は再び「うるっさいなー!」と言ってのけた。
舞台挨拶では、本作のストーリーにちなんで「この中で一番秘密めいている人は?」という質問も。それぞれ共演者を指さす中、高橋を指した蒼井は「赤ちゃんみたいなときと、仙人みたいなときのギャップがすごい。まったくつかめないです。一生さんはごはんをむしゃむしゃと……大人ってゆっくり食べるじゃないですか。さっきも舞台裏でスタッフさんの説明を聞きながら、すごい勢いでポップコーンを食べていて。友達の赤ちゃんを思い出しました」と報告し、高橋は立て続けの暴露に苦笑しっぱなしだった。
2008年に雑誌で連載され、12年越しで映画が公開される「ロマンスドール」。タナダは「感慨深いです。当時は自分で映画にするなんて思っていませんでしたが、ラブドールが美しい造形物として認知されてきた時代の流れもあったり、蒼井さんも高橋さんも30代になってちょうどいいあんばいになってくれましたし。今だからできた映画だと思います」と胸を張って思いを語る。また本作が夫婦をテーマにした作品であることから、舞台挨拶の最後には男性キャストが女性キャストへ花束をプレゼント。「永遠の幸福」という花言葉を持つムーンダストの花束が手渡され、温かい雰囲気の中で舞台挨拶は幕を下ろした。
「ロマンスドール」は全国で上映中。
関連記事
高橋一生の映画作品
関連商品
🍜にょろ🥂 @nyoro328
「ロマンスドール」高橋一生、蒼井優との“新婚”疑似体験は「役者冥利に尽きる」(写真23枚) https://t.co/8V4mmnwp8H