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実在の企業・前田建設工業によるWebコンテンツを原作に、マジンガーZの格納庫を実際に作るとどうなるか検証するサラリーマンたちの奮闘を描いた本作。若手社員・ドイを高杉、彼の同僚・エモトを岸井が演じた。会場となったトンネルは本作の撮影でも使用されており、掘削作業をドイとエモトが見学する場面を劇中で観ることができる。ヘルメット姿の2人は「懐かしいね」「景色が違う!」などと声を上げ、久しぶりの訪問を楽しんでいる様子だった。
掘削シーンの撮影について高杉は「本当に迫力のある現場でした。音がすごくて、心臓に直接入ってくるような気がして。完成した作品は最初にDVDで観てから劇場で観たんですけど、劇場では実際の現場と変わらないぐらい迫力のある音になっていましたね」と実感を込める。「貫通前のトンネルに入れるってなかなかできない経験ですよね!」と声を弾ませ、「普段の生活では完成したトンネルしか使っていないので、作った人がいるんだと考える機会はなかなかなかったんです。でも実際に掘削の現場に行って、ドリルジャンボなどの機材を見たら、私たちの生活は人の仕事の上に成り立っているんだということを実感しました」と話した。
本作ではファンタジー営業部メンバーが夢中でミッションに挑む姿が描かれることから、2人は会場に集まった地元の小中学生に「夢中になることの大切さ」を伝える。高杉は「前田建設の皆さんや、撮影現場にいる人たちもそうなんですが、ロマンや夢を持っている人たちの仕事を見ているとなんだか楽しそうなんです。僕はそういう人たちと仕事をするのがすごく楽しいですし、自分もそんな大人になりたいと思います」とコメントした。
岸井は「大人になると、夢を現実で上塗りして、無理なことを自分で決めようとしちゃうんですよね。でも、本気で取り組めば、面白そうなものには人が付いて来てくれるんです」と述べ、「好きなことをあきらめそうになったときは、夢中になって探せば生活につながる夢が必ず見つかると思うんです」と熱く語った。
ここで、本作の大ヒットを祈願して、前田建設から2人にトンネルが貫通した際に採れる“貫通石”が贈られる。建設業界では縁起物とされる貫通石を受け取った高杉は「重っ!」と声を上げ、「もっと小さい石をイメージしていたので、お守り代わりにしたいなと思ったんですけど、けっこう大きくてびっくりしました」と苦笑。イベント後に行われた囲み取材では、高杉が「友達に聞いたら今年厄年らしいんですよね……」と不安そうな表情を浮かべ「この石に頼って乗り切りたいと思います」と語ると、岸井は「この石があれば大丈夫だよね」と励ましていた。
ヨーロッパ企画の上田誠が脚本を手がけ、「映画 賭ケグルイ」の英勉が監督を務めた「前田建設ファンタジー営業部」は、1月31日より東京・新宿バルト9ほか全国でロードショー。
(み)るは @nemohag_h
厄年が不安な高杉真宙、「前田建設」ヒット祈願の石に「頼って乗り切りたい」(写真14枚) https://t.co/QJUW2ymdSx
ヨーロッパ企画の上田さん、、面白くないわけがない。