女優の原知佐子が84歳で死去、「赤いシリーズ」や実相寺昭雄の監督作で活躍

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女優の原知佐子が1月19日18時4分に上顎がんのため東京都杉並区の病院で死去。84歳だった。

原知佐子

原知佐子

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1936年1月6日生まれ、高知県出身の原は、同志社大学を中退し新東宝に入社して映画デビュー。1960年代には堀川弘通の「黒い画集 あるサラリーマンの証言」、成瀬巳喜男の「秋立ちぬ」、本多猪四郎の「真紅の男」、篠田正浩の「乾いた花」、増村保造の「華岡青洲の妻」などに出演した。女優の田中絹代が監督を務めた1961年の「女ばかりの夜」では、主演を務めている。

1970年代には「赤い疑惑」「赤い衝撃」など「赤いシリーズ」のイビリ役で注目を浴びた。2006年に死去した夫・実相寺昭雄の監督作の常連俳優でもあり、「あさき夢みし」「D坂の殺人事件」「姑獲鳥(うぶめ)の夏」といった映画作品をはじめ、特撮ドラマでも活躍している。そのほか出演作に大島渚の「儀式」、柳町光男の「十九歳の地図」、相米慎二の「あ、春」など。近年は「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」「シン・ゴジラ」「ニッポニアニッポン フクシマ狂詩曲(ラプソディ)」、「ウルトラマン」シリーズに出演していた。

葬儀・告別式は親族のみで執り行われる。

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hidaka @hidaka3

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