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本作は“シグナル”となる100の行為をきっかけに自殺するよう催眠をかけられた36人の生徒を描いたデスゲームムービー。行動力と芯の強さで事件の解決に奔走する主人公・樫村怜奈役の橋本は「自分は全然客観的に観れなかった。皆さんの感想が気になります」と初披露の機会に緊張気味。サッカー部一のモテ男・榊蒼汰役の小関は「かなり衝撃的。ショッキングでグロテスクに感じる人もいるかもしれませんが、自分に向き合わざるを得ない作品です」と紹介した。
撮影は茨城県の常陸大宮市にある廃校で行われ、キャストは同じ宿舎に寝泊まりしていたという。橋本は「コンビニも20分くらい歩かないとなくて、ほとんど隔離状態。撮影が終わると、必然的にみんな集まってくるんです」と述懐。休憩スペースとなった場所では、生徒役のキャストたちが和気あいあいと過ごしていたそうで、担任・下部役の中村は「みんな楽しそうで修学旅行のようでした。クランクインの前日も、僕は部屋で1人……」と寂しげにポツリ。小関が「でも先生と生徒の関係は緊張感が必要なので、そこは交わらなくてよかったのかもしれないですね。役作りのうえで」とフォローすると、さらに肩を落とした。
本作では死の暗示を解く方法はクラスメイトの死のみという状況で、生徒たちが生き残りを懸けたデスゲームを展開する。生徒が徐々に死んでいくため、撮影が進むに連れて参加するキャストも減っていった。橋本は「けっこう切なくて。最初36人いたのに撮影ごとに減っていく。休憩場所も最初は椅子が足りないとか言ってたのに、だんだんと空席が目立ってきて……」と本作ならではの現場の様子を明かす。
サッカー部に所属する西園寺聖也を演じた甲斐も「作品があまりにもショッキングでスリリング。だからプライベートではみんなバランス取ってふざけてました。本当に放課後みたいで」と振り返る。校庭では、男子メンバーでサッカーや野球、やまびこをして遊んでいたそう。クールな役柄を理由に「現場ではみんなと距離を置く」と最初に宣言していた瀬戸も「サッカー部のみんながすごく仲良くしてくれて……わああい!みたいな感じで、距離を置けなかったです(笑)」と語った。
ほかの生徒と共演シーンが少ない山田は、ネタバレを避けて「体育館のシーンをがんばりました」と意味深に見どころをコメント。また栗原は撮影の序盤で役目を終えたそうで「学生時代に体験できなかったような雰囲気を感じることができました。休憩時間は僕がタロットカードをやったりして。もっと現場にいたかった」と本音をもらす。小関が「涙を流しちゃいけないというシグナルもあるので、友達が死んで悲しいのに泣いちゃいけない。この感情のせめぎ合いはかなりきつかったです。毛細血管が切れるかと思いました」と明かすと、生徒キャストの多くが深くうなずいた。
この日の舞台挨拶には生徒役の
「シグナル100」は、1月24日より全国で公開される。
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