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担任教師の手で“シグナル”となる100の行為をきっかけに自殺するよう催眠をかけられた36人の生徒を描いた本作。橋本が主人公の樫村怜奈、小関が樫村に思いを寄せるサッカー部一のモテ男・榊蒼汰、瀬戸がクールな性格の和田隼、中村が生徒に催眠をかける担任教師・下部を演じた。
会見の前に1人登壇した竹葉は、高校生のときに初めて鑑賞した深作欣二「バトル・ロワイアル」に衝撃を受けたことを明かしながら「同じ東映さんで映画を撮れたこと、今日この場に立てたことをうれしく思います」と挨拶。「ホラー映画は主人公の成長譚であり、この時代の恐怖の最大公約数を描写する鏡。本作における自殺睡眠は、直接手を下さずに人を死に追いやるもの。原作に出会ったときから、この映画を撮りたくてしかたなかったんです」と思い入れを語った。
続いてメインキャスト4名が登場。橋本は「お化け屋敷って何かが出てくることがわかってても驚いちゃうし楽しんじゃうし、怖いもの見たさに入ってしまう。映画はそれと似ていて、死に方が1人ひとり印象的なんです。とてもバラエティに富んでいて、視覚的にも楽しめる」とさまざまな自殺の描写をアピールし、小関も「みんな血だらけになりながら死んでいくんですが、死にざまが生きざまに見えるような……生きざまが死にざまに変わっていくような」と表現した。
久しぶりの単独主演について聞かれると、橋本は「全然引っ張ってない! みんなデスゲームをやってるとは思えないくらい和気あいあい。でも誰かが死んでいくシーンは緊迫感があって、メリハリのある現場でした」と謙遜するも、周囲は「いやいや!」と即座に否定。小関は、橋本の座長ぶりを「映画はなんでもない日常が崩壊していく話。だからみんなの人間関係が大事なんです。橋本さんは生徒全員の名前を初日から覚えられていてさすがでした」と称賛した。
中村は「とにかくみんな若いんで、居心地の悪い現場でした」と冗談混じりに毒を飛ばし、「だってみんないくつ?」と3人を見やる。小関には「モテ男でしょ? そんな役、一度もやったことがない。たまにはさわやかな役をやりたい」と羨望のまなざし。橋本は、中村との共演を「狂気的なシーンが怖すぎて。もう目に見えない圧、空気感がすごくて、軽く挨拶もできないぐらいでした。1日の中でガラッと変わる」と振り返る。また瀬戸も中村の演技について「あれを目撃したことで僕らも身が引き締まる思いでした」と続けた。
会見の最後に行われたフォトセッションには、生徒キャストである
「不能犯」の宮月新が原作、近藤しぐれが作画を手がける同名マンガをもとにした「シグナル100」は、1月24日より全国ロードショー。
※「シグナル100」はR15+指定作品
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