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プリズムスタァを目指す個性豊かな男の子たちが試練や困難に立ち向かう姿を描いたアニメシリーズ「KING OF PRISM」。「KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-」では同シリーズに登場したプリズムショーからファン投票によってベストテンに選ばれたショーを上映する。
赤、緑、紫のサイリウムが揺れる中、観客の大歓声を浴びながら登壇した3人。すでに本編を鑑賞していることから、MCが感想を問うと寺島は「キンプリのおいしいところだけをぎゅぎゅっと詰め込んだぜいたくな一品」と表現する。畠中は「ショー自体をこれだけ浴びると、どっと疲れるなと思いました……。相当削られますよ!」と会場に呼びかけ、武内は「振り返りももちろんですし、新しいシーンもある。いつも一緒にいる(マスコットの)トラチとドラチのやり取りも入ってたりして、コメディあり、涙もありみたいな内容です」と見どころを語った。
本作で追加される新規シーンについて、畠中が「一言で言うと……肌色ですかね」と話すと会場からどよめきが。慌てた様子の畠中は「ネタバレじゃないでしょ!? 色だけだから。あと新作パート全体を通して、すごくドキドキハラハラさせてくれる内容。カメラワークとかすごいですもん」と釈明する。武内が「冒頭のつかみは完璧だと思います」と断言すると、寺島も「このタイトルで観に来た人は、最初にいろんな感情が渦巻くんじゃないかと思いますよね」とうなずいた。
続いて3人は、劇場版第1作「KING OF PRISM by PrettyRhythm」が公開されてからの4年間を漢字1文字で表現する。「応」と書かれたフリップを見せた武内は「4年間何を原動力にやってこれたかと言えば、皆さんの応援。キンプリがいろんな方々に伝わるきっかけになったのも、最初から応援してくださってる皆さんの応援の勢いがすごかったから。ちょっとどころじゃないブームになったと思っています。応援なくしてキンプリは語れない」とファンに感謝を伝えた。
畠中が「奇」という漢字を掲げると、大胆な字のバランスに会場は爆笑に包まれる。「なんで笑った! 間違ってないからね!」と憤慨しつつも、畠中はこの字を選んだ理由について「(キンプリは)奇襲のような。心のすき間にガンガンストレートパンチを入れてくれるような、奇想天外摩訶不思議といいますか……」と言葉を重ね、「人と人とのつながりでこの作品は成長して、いろんな物語が生まれたことは奇跡だと思います。奇襲、奇跡で、奇です!」と解説した。
自身に注目が集まる中、寺島は「変」という字を見せる。ファンの笑い声に苦笑しつつ「やっぱり変な作品なんですよ。2016年の段階ではみんなが『なんか変だけど面白い』という感想だし、僕もアフレコで今までされたことないディレクションをされるし、変な現場だなと思った記憶があります」と回想。続けて「4年間で世の中が変化していって、年1回の風物詩として、なくてはならないものに変化したことを感じました。でも、監督は逆に『変ですか? 僕たちは何も変わってない』と言うんです。変わらないものを貫いた結果、周りが変化して大きく盛り上げたっていうことが、この字に凝縮されていると思います」と述懐する。
マスコミ向けのフォトセッション時には、トラチとドラチも登場。畠中がトラチ、武内がドラチと楽しげにじゃれる様子を見ていた寺島が「こうやって仲むつまじいペアを見ていたら、僕も(パートナーが)欲しくなってきた。初詣に行ったら俺以外全員彼女持ちだったみたいな気分を味わってる」と嘆くと、すぐさま会場から「がんばれー!」「(パートナーが)できるよー!」という声がいくつも上がった。
「KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-」は1月10日より全国公開。
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巫女煮/DT 鮑集め @20130428
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