テレビアニメ「映像研には手を出すな!」の第1話試写会が本日12月26日に東京・NHK放送センターで開催。キャストの
2014年の「ピンポン」以来、約6年ぶりに日本のテレビアニメを手がけた湯浅。「アニメを作る作業って大変だけど、本当は楽しいんだぞ!ということを感じてほしい。かなり面白い作品になりそうです」と期待を煽りつつ、「原作はアニメを作る話をマンガでやっていて、今回はアニメを作る話をアニメでやる。そのあたりが難しくいろいろ試行錯誤してますし、見どころになると思います」と続けた。記者から「本作で何かチャレンジしていることは?」と問われると、「大概のことはアニメなら表現できると思っています。過去の例にとらわれず、思い付いたことはきっとできるという気持ちです。それは映像研の彼女たちがイメージしたものを実際に形にしていくのとつながっていて。創造の醍醐味にあふれた作品になっていると思います」と本作に込めた思いを語る。
日本語吹替の経験はあるものの、テレビアニメの声優には初挑戦となる伊藤は、アフレコの様子を「毎回、アツ!みたいな(笑)。とにかく現場の熱気がすごくて、作品の世界に引っ張られてます。やりながら入っていく感覚。アニメで妄想の世界が形になったとき、キャラも『うお!』ってなってますけど、私たちも『うおお!』って(笑)。一体感のある空気感がすごく熱くて楽しい」と紹介。田村も「回が進むにつれてどんどん加速しています。アニメ作りが激しくなって、セリフの量も増えていくんです。30分の尺にどれだけ熱量を込められるか。だからセリフ一言の情報量と熱気がすごいんです」と明かす。現在もアルバイトを続けており、声優業としては本作が初のレギュラー作品となった松岡は「自分だけじゃなくて、皆さんの記憶に残る作品だと思います。がんばらなきゃいけない!という気持ちでいっぱいで、この作品のアフレコを中心に生活を送っています!」と声を弾ませた。
実写の演技との違いを聞かれた伊藤は「感情面では共通する部分はたくさんあるんですけど、お芝居のアプローチが根本から違うのかなと思いました。自分から発信するというより、もともとあるものに自分なりの命を吹き込む。キャラクター作りに携わることができてます」と述懐。「正解の表情が目の前にあるのに、つい自分で表情を作ってしまいます」とアフレコの難しさを説明しつつ「その表情から生まれた気持ちが声に乗っかればいいと思っていて。自分が大げさなんじゃないか?と思ったところが意外とちょうどよかったりするんです。絵に声が乗ると雰囲気が違ってくるので、回数を重ねても楽しめる。普通のお芝居と比べて、かなり足し算の演技な気がします」と印象を語った。
この日、おそろいのイヤリングを付けて登壇したキャスト陣。松岡が3人の親睦会で伊藤と田村にプレゼントしたもので、アニメ制作という題材から鉛筆をモチーフにしたイヤリングを選んだという。浅草の黄色、金森の紫色、水崎のピンクと、それぞれが演じるキャラクターをイメージした色違いになっている。
「映像研には手を出すな!」は、1月5日よりNHK総合で毎週日曜深夜に放送。FODでも放送終了後の同日26時より配信される。
映像研には手を出すな!
NHK総合 2020年1月5日(日)スタート 毎週日曜 24:10~
※関西地方は24:45~
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湯浅「過去の例にとらわれず、思い付いたことはきっとできるという気持ちです。それは映像研の彼女たちがイメージしたものを実際に形にしていくのとつながっていて。創造の醍醐味にあふれた作品」/湯浅政明が語る「映像研」見どころ https://t.co/dIyUUTgPaQ