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「仮面ライダーゼロワン」と「仮面ライダージオウ」のヒーローが共演する本作。「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」では、長回しのワンカット風にバトルシーンを構築した杉原だが、本作におけるアクションのテーマは「見た人が受ける印象を、まったく新しいものにしたい」ということ。アクション監督の渡辺淳とともに試行錯誤し、CGを使った挑戦的なアングルを交えることで、常磐ソウゴ役の
テレビシリーズと並行して撮影する仮面ライダー映画はスケジュールに制限もあるが、レジスタンスとヒューマギアの集団戦には、4日も撮影に費やした。そんなレジスタンスの銃撃戦では、“銃マニア”杉原のこだわりも炸裂。シーンによって使用する銃はもちろん、薬きょうのサイズや銃撃音も変えている。「刃唯阿がシェルターの2階から遠距離のヒューマギアを狙うときは、戦車の装甲を撃ち抜くような対物ライフルを使っています。弾がヒューマギアの体を貫通して背後の地面に着弾するところまでしっかり描いているんです」と杉原は熱く語る。また不破諫が近距離戦で使用するショットガンについては「通常のショットガンだと弾が広がるんですが、スラッグ弾に変えることによって、周りに被害が及ばず、的確に1体ずつ狙えるようにしているんです」とのことだ。
杉原自身が気に入っているシーンの1つは、クライマックスのアナザー1号との戦い。「ラストは、平成仮面ライダーシリーズで培ってきた合成技術から、さらにもう1段階上のレベルを求めました。最後のゼロワンのライダーキックは、実はとんでもなく難しい“新しいライダーキック”をやっているんです」という言葉の通り、脚よりも頭が高い通常のライダーキックとは反対に、同シーンでは脚のほうが高い体勢でキックを行っている。
本作のエピローグでは、
「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」は全国で上映中。
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「令ジェネ」杉原輝昭が“新しいライダーキック”や銃撃戦語る、キャラ描写の秘訣は愛(コメントあり) https://t.co/AUGbP1vKvl