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「スター・ウォーズ」シリーズのエピソード9にあたる本作。スカイウォーカー家の物語に終止符が打たれる本作について、エイブラムスは「この作品は撮影に2年、ポストプロダクションに1年掛かっているんだ。やっと皆さんと共有できることがうれしいよ。特に俳優たちの演技が素晴らしいし、最高のVFXが使われているからぜひそこを観てほしいな」とアピールする。レイ役のリドリーは「J.J.やクリスは物語を作る重責があったと思うけど、私たちは彼らが作った世界観にとても楽しく入っていけたわ。終わってしまうことに一抹の寂しさはあるけれど、皆さんと分かち合えることにワクワクしています」と続けた。
フィン役のボイエガが「毎日顔を合わせていたデイジーやオスカーと会えなくなるのは悲しいな」と新三部作の終結を惜しむと、アイザックは「まだ公開しなくてもいいんじゃないかな? もう少し仕上げない?」と提案して笑いを誘う。リドリーは「自分の人生と『スター・ウォーズ』を分けて考えることができないくらい、大きな存在よ。家族のような環境を作ってくれて、いろんなチャレンジをすることができたの」と回想。アイザックも「『スター・ウォーズ』はもはや映画というよりも世界規模の文化的な現象だと思うんだ。そんな作品の決着を見届けることができて、こうして世界中の方々と出会えたことを光栄に思っているよ」と真摯に語り、もともと「スター・ウォーズ」シリーズのファンだったというボイエガは「J.J.たちが映画を作っていく過程を見ることができて、とてもインスピレーションをもらったよ」と振り返った。
「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」以来、すべてのエピソードに参加してきたC-3PO役のダニエルズ。「今気付いたけど、このステージにいる皆さんは私のキャリアを観て成長しているんだね。まさにそれが『スター・ウォーズ』の魔法だと思う。最初は(ジョージ・)ルーカスの卓越した才能から始まり、映画館、ホームビデオ、もっと高度なメディアによって発展を遂げてきた。そして3世代にわたって家族の物語が描かれてきたんだ。すべての作品に出演できて、オスカーの言った通り本当に光栄だよ」と噛みしめるように述べる。また、予告編でC-3POが言う「最後にもう一度だけ、友人たちに」というセリフについて質問されたダニエルズは、「大変美しいセリフでさまざまな解釈ができるよね。でも、待ってもらうのはあと数日なんだ。その間にどういう意味なのか考えていてくれるとうれしいな」とお茶目に話した。
レイア役のキャリー・フィッシャーが登場することを聞かれたエイブラムスは「代役を立てたり、デジタル化されたキャラクターにしたくなかった。だから『フォースの覚醒』のときに撮りためていたフッテージを使ったんだ。僕らはレイアもフィッシャーも大好きだったから、彼女が亡くなってしまったことはとても悲しいけれど、映画の中でまた出会うことができる」と回答。さらに、日本の文化から得たアイデアとして「カイロ・レンの割れたマスクには、金継ぎという日本の伝統的な技法を使っているよ。欠陥があってもそれを隠さないという意味があるんだ。あと、レンの騎士団は黒澤明の映画から影響を受けているし、僕の友人の村上隆さんも映画に出演してる。そうやって日本のスピリットが作品に入っているのは、僕は日本が大好きだからなんだよ」と明かした。
本作でレイの両親が明かされるのか質問されたリドリーは、「明かされるわ!」と明言。「『最後のジェダイ』のときに言われた言葉について、レイは答えを求めているのではないかと考えたの。彼女は前に進むために、今まで失ったものを知ろうと模索していき、それが明かされるわ」と言及し、「ただ、私自身は『スター・ウォーズ』の物語では、血のつながった家族以外でも愛する人と家族を作っていくところがとても美しいと思っているの」とほほえむ。終盤にはテリオが、ダニエルズを示し「もうC-3POのセリフが書けないと思うと悲しい。それほどアンソニーさんは『スター・ウォーズ』シリーズのハートであり魂だったんです」とたたえる場面も。するとエイブラムスは「実は今僕たちはレジェンドと一緒に座っているんだ。C-3POは『スター・ウォーズ』の導入で登場するキャラクターでもあるし、顔が見えないからものすごく難しい役でもある。彼のパフォーマンスは語り尽くせないくらい素晴らしいよ!」と心からの敬意を表し、キャストたちは拍手を贈った。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」は12月20日に日米同時公開。
※動画は現在非公開です。
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スター・ウォーズ来日会見、デイジー・リドリーがレイの両親に言及「明かされる!」(写真26枚) https://t.co/xPKUB4XpR4