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本作は、みきもと凜のマンガを原作とするラブストーリー。国民的人気スター・綾瀬楓と夢見がちな女子高生・花澤日奈々の秘密の恋を描き出す。
楓を演じた片寄は「とても恐縮な役どころではあったのですが、自分がGENERATIONSとして歩んできた時間や、グループを飛び出して俳優として活動させていただいた時間のすべてを注げる役でした。もし違う方がこの役をやっていたら嫉妬しちゃうかなと思うくらい、思い入れのある役です」と語る。そして日奈々に扮した橋本は「ピュアで何も知らないからこそ、綾瀬さんの言動に一喜一憂することを意識して、コロコロ表情を変えました」と役作りについて述べた。
劇中には、楓が日奈々を大切にするからこその“焦らしキス”として、マスク越しのキスや、鼻をかじる“鼻かじ”キスといったシーンが登場。マスク越しキスの場面写真がスクリーンに映し出されると、片寄は「あーあー」と照れ隠しする。新城は「若い子向けの作品でキスシーンを撮ることは多いのですが、他人を感じながらマスクでキスするっていうシーンを撮れて、なんか……すごくよかった」と同シーンを絶賛。橋本と片寄は「映画では芸能人とのキスですが、皆さん風邪引いた人とかと(できますよ)」「風邪引いてなくてもマスク越し、やってみましょうよ!」と観客に促す。さらに橋本はマスクの種類にもこだわりを見せ「今流行ってる、真ん中がとがってて色のついているマスクより、普通のタイプのほうが“唇”を感じる気がする!」と力説した。
日奈々を思い続けてきた幼なじみの浜辺彰役の眞栄田は、橋本に対するバックハグシーンにも挑戦した。「役として、気付いたら抱きしめていたみたいな感じ」と口下手に言葉を紡ぐ眞栄田を、橋本は「あーちゃん(彰)の感情の流れでああなっていくんですが観ているとドキッとするシーンになっていると思う」とフォローする。そして一瞬だけ間が生まれると「間違いない」と口にしてつなぐ片寄を見て、橋本は「間ができるとすぐしゃべりますよね。関西人だ……(笑)」と感心していた。
楓のマネージャー・高橋茂雄役の遠藤は、一連の会話を聞いて「俺が若い頃にマスクをしたらだいたい銀行強盗の役だし、女性を後ろから羽交い絞めにしたら襲ってる役だから(笑)。皆さんのすべてがうらやましかったです!」と爆笑を起こす。さらに「こういうときめく作品に出していただくのは、最初で最後かもしれないので……皆さんと会うのも最後かもしれない。お世話になりました!」となぜか観客に別れを告げ、片寄にツッコまれた。
会場には、上海からの片寄のファンも多く駆け付けていた。改めて“鼻かじキス”の場面写真が投影されると、片寄は中国語で「いいでしょ?」と語りかけて黄色い声援を浴びる。片寄は「台本には『鼻にキス』って書いてあったんですけど、原作マンガでは鼻をかじるシーンなので、監督やプロデューサーさんと『挑戦してみましょうか』ということになったんです」と回想。「本番が始まったら突然鼻をかじられました。キュンというよりは、『え? かじ……かじった?』という感じでした」と当時の驚きを再現する橋本を見て、片寄は「そこだけ聞いたら事故ですよ!」と爆笑する。また眞栄田は「壁ドンとか顎クイのように、言葉として(“鼻かじキス”が)流行ったらいいな」と願いを語った。
終盤には眞栄田、橋本、遠藤のキスマークがスクリーンに投影された。片寄のものだけなかったことから、本人は「僕はちょっと、事務所NGですね」とジョークを飛ばし、遠藤から「鼻かじはいいのに!?(笑)」と疑いの声が。実は片寄のキスマークは、この日来場者に配られたカードや、映画のポスターに使用されていることが明かされると、観客から歓声が上がる。片寄は「僕のキスマークが丸の内を染めましたね」とまとめ、「オー、イエー」と独特なリアクションをした遠藤を「リアクションが外国人みたいになってる!」と笑った。
「午前0時、キスしに来てよ」は12月6日より全国ロードショー。
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