本作は「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」から2年後を舞台に、再びゲームの世界に吸い込まれてしまった主人公たちが、もとの世界に戻るため大冒険を繰り広げるアクションアドベンチャー。この日は、すでに参加が発表されていた
イベントでは加山の出演を知らないファーストサマーウイカが、シルエットだけで出演者を当てる流れに。「82歳の大御所」「吹替声優初挑戦」というキーワードで加山を連想できなかった彼女のために、加山は「ジュマンジ」とゆっくりしゃべり、声色でヒントを与えていた。この声にファーストサマーウイカは「わかっちゃった……」と驚きの表情を浮かべる。前作の公開時に、芸能生活58年目にして、初めて自身が出演していない映画のPRイベントに登場した加山。その縁から、本作では、ジュマンジに吸い込まれた孫のスペンサーを救うためゲームに参戦する祖父マイロに声を当てた。加山は「吹替は初めてで非常に緊張しまして、何度もやり直しました。そういう情けないジジイでございます」と挨拶する。さらに「もう82歳ですからね。相当な後期高齢者。映画でも本当のじいさん役をやらせていただきました」とコメント。
これまでに吹替の経験がなかったため、オファーを受けるか相当悩んだそうだが「この作品に非常に興味を持っててね。前の作品も面白いな!と思ったから、楽しみにしてたんですよ。やっぱりいいんだよね。本当に」としみじみ述べる。「僕の声が合ってるのか気になりますよね。どんなことになるのか全然わからなかったんです。やってみたら、まあできたんですけど」と吐露し、この場に立った感慨を聞かれると「どうしていいかわからないね。困っちゃったな。幸せだなあ」と笑みをこぼした。
会見では2018年3月に行われた前作のイベントの模様が上映された。加山は1年以上前の自身の姿に「なんだかすごいな。勢いがあったね」と一言。「ジュマンジ/ネクスト・レベル」に関しては「本当に楽しい。感動があるんだ。最後のシーンなんて……」とラストシーンに言及しようとし「言わないほうがいいかな」と思いとどまる一幕も。そして「本当にうるうるしちゃった。ヒューマンドラマと言っていい。ものすごく人間の深いところまで探求してる。年齢関係なく、大人も子供もみんな観られる。ジブリのハリウッド版みたいなものだな」と続けた。
11月に軽い脳梗塞で入院が報じられたばかりの加山は、体調に関して「ついこないだ退院しましたけどね。どこも悪くなくて」と報告。「脳梗塞と言われてびっくりしちゃってたんですが、よく調べてみたら消えちゃっててね。なんの影響もない。入院してみて初めて、健康のありがたさがわかったね。年齢のこと考えたら当たり前だよね」と語る。最後に「今後挑戦してみたいことは?」と聞かれると、「初挑戦したいことはもうなんにもない」と達観した姿勢を見せつつ、自身がゲーマーであることから「新しいゲームが出たらそれをやりたい」と意欲を見せ笑いを誘った。
ジェイク・カスダンが監督を務めた「ジュマンジ/ネクスト・レベル」は12月13日に日米同時公開。
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