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本作は斎藤、永野、金子、清水が結成した映像制作プロジェクト「チーム万力」による初の長編映画。駆け出しのモデルが美しき整顔師に小顔矯正施術を依頼し、変身を遂げたことから物語が展開する。永野が原案と脚本を手がけ、斎藤が企画およびプロデュースを担当した。
企画の始動から3年を経て公開を迎えた本作。「最初は『昼顔』と“ラッセン”が映画を作るということで、色眼鏡で見られたりしました」と映画化を発表した当時を斎藤が振り返ると、ラッセンというワードに反応した永野はお決まりの“ラッセンネタ”の姿勢を取る。斎藤が「でもそのことに抗うこともエネルギーにして作品を作っていました。紆余曲折を作品に込めることができたので、すべて必要な時間だったと思います」と続けると、永野は身に着けていた赤と青のサングラスを取り「って、僕が色眼鏡してちゃダメですよね!」と苦笑する。
金子が「毎度毎度初日はうれしいんですけど、作品ができあがった切なさと、次が始まるなという気持ちがありますね。次は何作る?『MANRIKI2』?」と提案すると、斎藤は「『MANRIKI2』……略してMAN2……MANツーマン。2人しか出ない、塾の話に」と早くも構想を練り始める。永野がうれしそうに「『MANツーマン』、撮りましょ!」と笑顔を向けると、斎藤は「副題は『今でしょ』で」とニヒルな笑みを浮かべる。清水は「映画を作るのが初めてだったので、どんなもんやろとビクビクしていましたが、ちょっとずつ増えていく仲間と楽しく撮影していました。30代の最後にこんなに刺激的な体験をさせてもらった仲間に感謝を伝えたいです」と話した。
「こんなに斎藤さんや永野さんと仲良くなれると思わなかった」と話したSWAYは、イベント前に斎藤らとしゃぶしゃぶを食べた際のエピソードを披露。「永野さんがしゃぶしゃぶ食べるの本当に下手なんですよ。肉の種類がわからないから、鶏肉を赤いまんま食べようとしたり」と明かし、斎藤も「生つくねをそのまま食べてたね」と重ねると、永野は「僕、物心付いたのが去年の撮影中だったので。白髪こそありましたけど!」とジョークを飛ばす。また、SWAYは劇中である人物の首が切断されるシーンでのリアクションに悩んだといい、「(首が)もげた人を見たことないので、みんなで正解を探しましたよね。いきなり発狂するのか、放心状態なのか……」と述べ「いい勉強になりました。次もげた人を見たときは対応できると思います」と素直に語り、斎藤らを笑わせた。
本作のテーマにちなみ「コンプレックスはありますか?」と問われた永野は、「自分の芸風はコンプレックスが武器なので、自分のコンプレックスを映画にまで昇華することができてすごく気持ちよかったです」と述懐。イベント中、終始楽し気に話していた斎藤と永野だが、話し足りなかったのか「最初の合いの手はいらなかったよね……」などと反省する様子が見られた。
※「MANRIKI」はR15+指定作品
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